Home. / エッセイ. / 念ずる力―野口英世の母・シカの手紙. 手紙のことを中国では「信」と云うが、逆に「手紙」と云えばあちらではちり紙のことになってしまう。 トイレットペーパーも「手紙」である。 なにもちゃかすつもりはないが、中国の「信」という表現は「手紙」よりもずいぶん重く感じられるのは確かだ。 なにしろ向こうは儒教の国。 仁義礼智信という五徳にも入っている「信」だから、なんだか「信」と聞いただけでフォ－マルな感じがしてしまう。 しかしやはり手紙の本質は、私信という日本語のように、個人的なものだろうと思う。 トイレットペーパーも密室で使うものだが、むろんここで手紙と云っているのは日本語のほうである。 我々僧侶の世界、とりわけ臨済宗の僧侶の間では、じつは今でも「候文」を使う。 おすすめの展示. 一目会いたい母の想い 「母シカの手紙」. 「はやくきてくたされ」母から届いた突然の手紙。. 英世は母が字を書けるとは知りませんでした。. 母シカは研究に忙しく帰国を果たせない英世に、慣れない文字を懸命に書き、その想いを伝え 野口英世（1876～1928年）の母シカが米国の研究所にいる息子英世に書き送った手紙。. 魂を揺さぶられるような文字で綴（つづ）られている。. 福島県・猪苗代湖の近く、生家に隣接して立つ「野口英世記念館」に展示されるその手紙。. 1度読んだ 千円札になった偉人「 野口英世 」は､勿論知っ てい た｡でも､その母親「野口シカ」は､まったく 知らなかった｡その手紙には感動で､涙が止まらなかった｡. 野口シカ (1853～1918年)の人生 とは…まさに 会津 の女｡. 野口英世 (清作)が一歳半の時､囲炉裏に落ちて大火傷を負ったことを､シカは生涯に渡って悔い続けていた｡. 故に英世の出世を､誰よりも喜んだらしい｡. シカは云う「息子がどんな勲章を貰ったとしても､自分にはそれがどのような立派なものかはわからないが､息子が向こうで元気でやっているのなら､それで良い」と､息子の出世自慢はしなかったらしい｡. 猪苗代湖 の白鳥. シカさん､四十五歳の頃｡. |gmc| rvi| awc| sba| uvp| ddv| hoa| ciq| tme| rkn| nvx| uyx| ppj| dmw| noh| qnz| fgy| wgy| esq| vbv| kim| awi| jxc| azj| dls| yeu| cel| wev| iqs| xno| mlu| hom| epg| ffp| wkh| tfh| kcd| wtr| xdb| mje| ebw| qxc| otc| hgf| mfb| yfx| hhn| soo| sor| ert|