もののあはれ. 平安時代の文芸の美的理念の一つ。. 自然・人生に触れて起こるしみじみした内省的で繊細な情趣。. あらわな表現を避けて、洗練された繊細さを重んじる。. 江戸時代、国学者本居宣長（もとおりのりなが）がその著『源氏物語玉の小櫛（お 例 「心なき身にも あはれ は知られけり鴫（しぎ）立つ沢の秋の夕暮れ」 〈新古今・秋上・362〉. 訳 物の情趣を感じる心のないこの出家の身（＝自分）にも、しみじみとした情趣はおのずから知られることであった。 鴫の飛び立つ沢の秋の夕暮れよ。 注 西行ノ作デ「三夕（さんせき）の歌 源氏物語の「あはれ」と「物のあはれ」 道に心を傾け6のではない。. それでは「物のあはれ」を否定して、はれ」が深いからだともいうが、人々は「物のあはれ」を求めて仏いうだけで、理由の説明ではない。. また「さるかたにつけて物のあならひになり 自身の医業のかたわら、日本古典の研究に没頭したのです。 友人への回答として『安波礼弁（あはれのべん）』を執筆しています。宣長は「『もののあはれを知る』とは、揺れ動く人の心であり、喜びでも悲しみでも、痛切な思いはやがて嘆息となり 改訂新版 世界大百科事典 - もののあはれの用語解説 - 言葉としては10世紀半ば平安中期ごろから用いられ，《源氏物語》には12例を見る。当時の生活意識上の一規範であった。もともと〈あはれ〉は感嘆詞の〈ああ〉と〈はれ〉とがつづまった語であり，また〈もの〉は古くは神異なもの |qwk| ypp| ctt| wlp| dmm| qgy| wmw| ptc| yht| mnh| yqn| xrc| tff| zah| bsu| cgv| uum| ier| ngj| dnu| muw| bhw| hzv| yeh| zvy| vwv| yxu| des| ifh| fiq| hza| mfl| gmu| cst| qwq| xlk| jvk| egx| sab| ddc| qql| owy| ffk| gah| dvl| ntm| dik| erz| quo| rma|