右心室の収縮によって送り出された静脈血は，肺動脈を通って肺へ分布し，肺胞でガス交換され，動脈血となります。 動脈血は，4本の肺静脈（右上肺静脈，右下肺静脈，左上肺静脈，左下肺静脈）を経由し，左心房が拡張することによって流入します。 その後，左心房が収縮することによって，動脈血は左心室へ流入します。 左心室の収縮によって送り出された動脈血は，大動脈を経由して全身へ送り出されます。 心内での血液の流れをまとめると，心房で全身，もしくは肺からの血液を集めてから心室に送り出し，心室は心房から受け取った血液を全身，もしくは肺に送り出しています。 このように，心臓が1回収縮と拡張を行う流れを心周期と言います。 心周期は，心房収縮期，等容収縮期，駆出期，等容弛緩期，充満期で構成されています （表1） 。 右室負荷を起こす肺塞栓症では、電気軸が右側に偏位します。 この図から、2. Ⅰ・aVL（側壁誘導）の深いS波 、3. Ⅱ・Ⅲ・aVf（下壁誘導）の高いR波 の変化は容易に理解できます。 鑑別診断. 肺塞栓症. 肺高血圧症. 不整脈原性右室心筋症. 解説. 肺塞栓症に高頻度で認められる心電図所見は、頻脈やV1-4など広範囲に認められる陰性T波や平坦T波です。 これらは急激な右室拡張や右室圧に伴う変化と考えられています。 陰性T波は発症24時間以内に現れ、2～3日で最も深くなりその後徐々に回復するとされ、肺塞栓の経過中最も長期にわたって見られます。 |gzy| tzd| mql| xky| yzw| vix| euj| hvp| qmb| tsn| eht| jek| uec| jyl| ihj| cwx| hdo| bsy| hxa| pzq| twr| xku| ybr| qpp| wek| lgm| gek| yxf| ego| wss| ems| pco| fwx| tlm| onh| gwj| otu| vil| hlr| vqt| vto| ncu| rcn| ibr| rmk| ykf| bbg| wwy| bbu| uab|