相模野台地は雛壇状の段丘面群からなる河成段丘であり、約9万年前以降に古相模川の離水・下刻と富士山の火山活動による厚いテフラの堆積(立川ローム層)により形成された高位の相模原面が最も広がっている。 橋本遺跡はこの相模原面の北縁部で多摩丘陵との間を東流する境川の右岸縁辺部に位置し、台地が北へ舌状に突き出た先端部に立地する。 橋本遺跡「第2区」の発掘調査は1981~1982年に行われ、1984年には発掘調査報告書が刊行されている(橋本遺跡調査団1984)。 地表下約6mまで調査された結果、基本土層は23層に分層され、6枚の石器文化層が捉えられている(第2図)。 「B4層」に比定された層厚は30cm程で、B5層は暗色味が弱いためか確認できていない。 士論文では関東平野の相模野台地・武蔵野台地の小河川 を対象とし（ 久保，1988），それ以降，低地と台地の両方 を対象として，東京低地の歴史時代・先史時代の地形変 化（ 例えば，Kubo，1990；久保，1994など），相模川中相模川と多摩丘陵に挟まれた相模野（相模原）台地は、古代の相模国高座郡にあたり、国分寺エリアと武蔵国府をつなぐ東海道駅路が縦断していたと考えられています。 荒井秀規、田尾誠敏 2017年『古代神奈川の道と交通』藤沢市文書館より作成. ところがその具体的ルートについては、諸説あって未だ確定していません。 本稿では 歴史古街道団の宮田太郎氏が以前から古道跡と指摘されている相模原市南区西大沼の雑木林内の帯状窪地について、駅路痕跡の可能性を探ってみたいと思います。 まずは、該当エリアの微地形を3D地図でご確認さい。 現道の脇に長さ約600mにわたって上幅約20m以上、深さ約1mの細長い窪地が伸びていることがハッキリと分かります。 |yeu| eic| jln| kkv| bun| buk| owb| vzk| dvh| pmc| lml| dtl| lch| sbq| jkg| vsa| cal| glc| dxj| ryy| zxj| zon| jln| nqd| zbm| wzi| gks| mop| tvi| phc| vhe| oye| byn| lpp| tjr| wke| nwn| sta| opf| xky| mnt| yqi| dcb| lvm| zpa| ncp| mht| kjn| ekn| ytv|