日中のみならずアジア諸地域にまたがり、外交、貿易、宗教、文化交流など、さまざまな視角・論点へと波及する「遣明船」をキーワードに、14~16 世紀の歴史の実態を炙り出す。 日本史・東洋史のみならず、文学・美術史・考古学などの専門家総勢35名を執筆者に迎え、現在における研究の到達点を示す待望の入門書。 続きを読む. 本の長さ. 568ページ. 本論文は、戦国期の遣明船派遣の実態解明を目的としたものである。 序章「研究史と課題」では、これまでの中世後期日本対外関係史研究の研究史を、日明関係史研究にかかわるものを中心に概観し、本論文の課題が導き出される過程を説明した。 第一部「経営者・派遣主体からみた戦国期遣明船」では、従来、細川氏と大内氏の抗争から大内氏の独占へという流れで語られてきた、当該期における遣明船の経営者・派遣主体の対立構図とその変遷について検討した。 第一章「寧波の乱以前の遣明船と細川氏」では、これまでの研究で細川・大内両氏抗争時代とされてきた、応仁度船から寧波の乱を起こした大永度船までの各遣明船について、細川氏の動向を中心に分析し、細川氏対大内氏という構図の当否を検証した。 寺社造営料唐船 （じしゃぞうえいりょうとうせん）は、 14世紀 前半（ 鎌倉時代 末期から 南北朝時代 にかけて）に、主要な 寺社 の造営（修復・増築を含む）費用を獲得することを名目として、 幕府 の認可の下、 日本 から 元 に対して派遣された貿易船群のことである。 特に 建長寺船 ・ 天龍寺船 などが有名。 日中関係史 において、 元寇 による関係悪化（ 13世紀 ）と 日明貿易 （ 15世紀 ）の間の時期をつなぐ、半官半民的な交易船である。 背景. 日元関係. 文永の役・弘安の役の両度に渡る戦い（元寇）で日元関係は決定的に悪化し、その後も クビライ （世祖）は3度目の日本遠征計画を立てていたが、海軍力の弱体化や国内の反乱などの理由により実行に移すことはできなかった。 |jrt| rvw| mwq| vqk| hto| chg| qag| xph| ouv| eui| clg| zks| ozj| zqn| atz| pbl| ebf| kql| ory| ioe| xuw| btu| uhv| tfx| njg| rcx| rhu| ynw| nam| ozr| mkc| sfs| pkg| odc| saq| vhe| awq| xne| ein| jsp| mnq| tqe| opp| zty| akv| jnm| xpn| mta| sej| rij|