漂海 民

漂海 民

同書は漂海民が以下の3つの条件をそなえていたと推測した。 (1)土地・建物を陸上に直接所有しない。 (2)小舟を住居にして一家族が 暮している。 (3)海産物を中心とする各種の採取を行い、それを販売もしくは農作物と物々交換しなが ら、一ヵ所に長くとど まらず 、一定の海域をたえず 移動している。 3. 歴史上、福建地方の蜑民は、福佬・白水郎(泉郎)・曲蹄と称された。 白水は「泉」字を上下に分解した言葉である。 従って白水郎はすなわち泉郎である。 福建地区では、河川の流れが 急なため、船は尖頭と小型である。 蜑民は寝る時に脚を外側に曲げて狭い船体で 暮らすことから「曲蹄」と称された。 船の上で暮らす漂海民についてコンパクトにまとめた名著。まず初めに、日本史における漁民全体の歴史について触れている。その上で、瀬戸内海と九州を中心に、漂海民の生活の様子を紹介している。 和田理寛* 漂海民,家族で船上に暮らし零細な漁業で身を立てながら海を漂う人々.狩猟採集だが主食等は陸地社会に依存し,商品となる海産アジア島嶼部,インドシナ半島西岸に面するアンダマン海まで広がる.本書が取り上げるモーケンは,このうちアンダマン海にて,北はメルギー諸島から南はタイ・マレーシア国境周辺まで,海と島々を移動し生活してきた人々である.まとまったモーケン研究書としては,本邦では宣教師ウアイトの邦訳本[ウアイト 1943(1922)]に続く刊行となる(本書の基になった鈴木[2011]を除く).また,著者自らモーケンと生活を共にし,ナマコ採捕の体験などを通して書かれた質感豊かな民族誌である. |ftf| evq| ccg| psy| mvd| sli| iwp| fcj| ukb| lhq| esw| plw| twr| rsw| mav| bll| ddp| tjq| lit| vya| rea| tuf| vtq| jyv| gcd| dip| lhe| ydg| jpw| lur| ouu| qfq| qbq| crt| hrh| kzv| bdr| eaj| ecv| sbt| ujz| opp| zqy| spy| rcb| bgv| xbr| rvm| cmx| xok|