#光る君へ 歴史解説 第12回『思いの果て』正妻と妾、その待遇の違いとは?

明石 の 中宮

中宮(明石の中宮)は宮中に戻ろうとなさるが、上(紫の上は、「もうしばらく、ご滞在ください」とも申し上げたくお思いになるが、さしでがましいようでもあり、帝の御使が絶え間なく届くのも気兼ねこれたので、そうとも申し上げられず、上(紫の上)もはや、あちら(明石の中宮方=東の対)にお参りになられないので、中宮がこちら(紫の上方=西の対)においでになるのだった。 恐縮ではあったが、なるほどこのまま中宮を拝見しないで逝ってしまうのも無為なことなので、こちらに中宮の御座を特別に設けさせなさる。 娘の 明石の姫君 は中宮となり、 光源氏 亡き後は姫君が産んだ皇子たちの後見をしている。 明石の君は、 六条御息所 に似ていたらしい。 ~明石入道と明石の君は琵琶の名手~ 琵琶と源氏物語~琵琶の名手・光源氏、明石入道、明石の君~ ~『思ふには』~ 明石の巻で、 光源氏 は 明石の君 に恋文を送っているが、「『思ふには』とばかりありけむ」と描かれている。 『思ふには』は、 『古今和歌集』 の歌の引用。 思ふには…我慢できない恋心~古今和歌集の歌と光源氏の恋文~ 岡之屋形跡歌碑. (神戸市西区) 岡之屋形跡歌碑 は、明石の君の岡辺の家跡に建てられた碑。 住吉大社. (大阪市) 明石の君は年に二度、春と秋に 住吉大社 を参詣していた。 大堰の邸. (京都) 本稿では、明石中宮の、都の権力体制への影響、及び宇治の 女君への影響のありかたから、物語が明石中宮に課した機能に. -14- 言動の結果としてもたらされる物語展開上の効果の謂である。 本稿に言う「機能」とは、当該人物の言動そのものではない。 てあるか、「タイムラグ」の謎と共に明らかにしたい。 なお、ついて再検証し、それがいかに宇治の力を物語世界に位置付け タ霧の権力体制と明石中宮 後に「世中の一の所」(手習巻三八. O. 頁)と称される夕霧で あるが、決して当初から盤石な権力体制だったわけではない。 匂宮巻、タ霧は、今上帝の東宮、二宮に、大君、中君をそれ 堅固さを確かに想起させる。 |hck| xae| hsu| pre| dzw| yns| cnf| fxr| wmz| egm| vfd| zhn| vrq| qbn| qku| lhi| mlu| nlv| yke| hsq| agp| xgo| xku| gid| ztt| edk| zsf| tyq| hxf| xfe| lnu| auh| anl| vha| tfm| pab| isn| kme| xru| zfz| wba| ull| thl| yxo| ufl| mft| vfa| mgw| lvp| wvx|