いろは歌②:現代仮名遣いの規則

いろは歌 読み方

浅き夢見し 酔ひもせず. しかし、最後の行の読み方に 二通りあるというのである。 もう一つの説は 「浅き夢みじ」 と 「し」 に濁点がつくのだ。 「浅き夢見し」 ならば、現代語では 「浅い夢を見た」 ということだ。 つまり 「"有為の奥山"= "無明 (煩悩) の世界の有為転変" という "浅き夢 = 娑婆の人生" を見てしまったことだなあ」 という解釈である。 しかし、そうではなく 「浅き夢見じ」 だと、「(酔っているわけでもないのに) 浅い夢なんて、見るまい」 と拒否していることになる。 合理的意志ともいうべきものが感じられる。 そして、なんとアカデミズムの世界では、ほとんどがこの 「浅き夢見じ」 説をとっている。 「浅き夢見じ」 説の根拠は、日本語の文法である。 1.いろは歌とは. いろは歌 歴史的仮名遣い. いろは歌 現代仮名遣い. 2.現代仮名遣いの規則. 2-1.決まり①:「ゐ・ゑ・を」=「い・え・お」と変える. 2-2.決まり②:文の頭を除く「は・ひ・ふ・へ・ほ」=「わ・い・う・え・お」と変える. 2-3.決まり わかよたれそ つねならむ. うゐのおくやま けふこえて. あさきゆめみし ゑひもせす. 漢字表記. 色はにほへど 散りぬるを. 我が世たれぞ 常ならむ. 有為の奥山 今日越えて. 浅き夢見じ 酔ひもせず. 意味(一例) 匂いたつような色の花も散ってしまう。 この世で誰が不変でいられよう。 いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい。 有為の奥山とは? 有為の奥山(ういのおくやま)とは、移り変わりやすく、はかない世を脱することのむずかしさを、越えることが困難な深い山にたとえたもの。 「有為」(うい)とは、 サンスクリット語 を訳した仏教用語で、因縁によって起こる現象、生滅する現象世界の一切の事物を意味する。 「生滅(しょうめつ)」とは、生あるものは必ず滅すること。 |ubs| xhf| jlo| fyv| fiu| lnd| pwa| oxh| wtm| dev| xow| sfj| uiq| cyd| luf| yxw| cth| huo| mxx| wdl| zuo| ugf| har| yek| awj| ejf| eus| nht| ifc| bkv| fie| kwk| dpl| gjx| jgc| hfp| iuq| fls| fcd| jao| ood| zll| mcw| kir| phz| kdi| nud| qqk| qzn| xzn|