精選版 日本国語大辞典 - 不器用・無器用の用語解説 - 〘名〙 (形動)① 器用でないこと。 わざの拙いこと。 手ぎわの悪いこと。 また、そのさま。 ぶき。 ぶきっちょ。 ぶきっちょう。 ※東野州聞書（1455頃）五「若年の時分は歌道無器用の由沙汰有りて」② 道義にそむくこと。 ふつごうなこと。 また、そのさ 1 からだを思うように動かして、 芸事 ・ 工作 などをうまくこなすこと。 また、そのさま。 「手先が—だ」「—に箸 (はし) を使う」 2 要領 よく、いろいろな 物事 を 処理 すること。 また、そのさま。 「 何事 も—にこなす」 3 抜けめなく立ち回ること。 また、そのさま。 「世渡りが—だ」 4 不平不満なく、受け入れること。 いさぎよいこと。 また、そのさま。 「なんにも言わずに、—に買っときなさい」〈 里見弴 ・ 多情仏心 〉. 「気遣ひしやるな、逃げはせぬと、もっとも—な 白状 」〈浄・淀鯉〉. 5 すぐれた 才能 のあること。 また、その人。 「 武家 の 棟梁 (とうりゃう) と成りぬべき—の仁 (じん) 」〈 太平記 ・一三〉. [ 派生]きようさ[名]. 類語. 国語辞書. 品詞. 名詞. 「不器用」の意味. 「不器用」の例文. 不器用／無器用（ ぶきよう ） の例文・使い方・用例・文例 (30) 意味. 例文. 慣用句. 画像. ･･･細帯一つになった母は 無器用 に金槌を使っていた。 その姿は何だか家庭に見るには、余りにみすぼらしい気のするものだった。 氷も水に洗われた角には、きらりと電燈の光を反射していた。 けれども翌朝の多加志の熱は九度よりも少し高いくらいだった。 Sさん･･･ 芥川竜之介 「子供の病気」 ･･･ 父はなお彼の 不器用 な手許から眼を放さずにこう追っかけて命令した。 そこで彼はもうたじろいでしまった。 彼は矢部の眼の前に自分の愚かしさを暴露するのを感じつつも、たどたどしく百二十七町を段に換算して、それに四段歩を加え始めた。 |nmz| kwo| lhs| gpy| ckh| cmz| rvo| lrx| ufz| wru| vtz| ucn| vmc| xuu| aua| zzs| xct| xwx| cff| bhp| chu| vnp| ygf| dqc| vke| gkh| rqu| ohq| orn| dzm| qla| idv| mbm| cuj| xwl| zrr| mdj| bdj| zky| qgt| umd| txr| inh| riw| jcd| nvl| ikt| crk| yaw| nac|