#129【本人訴訟の不安解消に】民事訴訟がどのように進んでいくかをご説明します。

形式 的 形成 訴訟

〔1〕形式的形成訴訟 ①実体法上,形成原因(法律要件)が定められていない ②形式上,形成訴訟の形態をとっている Ex 共有物分割の訴え(民法258条),父を定める訴え(民法773条,人事訴訟法43条) 〔2〕境界確定訴訟 境界確定訴訟の法的性質については争いがある。 判例は,境界確定訴訟の法的性質につき形式的形成訴訟であるとしている。 境界確定訴訟は,民法上の所有権とは無関係の公簿上の地番と地番の境界線(筆界)を定める訴訟であるいう。 〔正誤Check〕 ①境界確定訴訟においては,原告は特定の境界線の存在の主張をする必要はない。 ②境界確定訴訟においては,処分権主義は完全に排除されている。 (Ans) ①正しい。 訴訟の性質 民事訴訟 非訟(形式的形成訴訟) 当事者 (隣接する土地の)所有者 隣接地の所有者 合意・和解 (※2) 可能 不可能 認諾・請求の放棄 可能 不可能 原告の請求の特定 必要 不要 反訴提起 (現実的に)必要 不可能 4 第1 節では、形成訴訟の体系を支える訴訟法上(第1 款)および実体法上(第2 款)の 理論的基礎の構築過程を概観し、アクチオ体系の残滓ないし法定主義という観点から形成 訴訟を特徴づけることが適切でないことを明らかにした。 形式的形成訴訟とは、文字どおり、 形成 訴訟という性質と、 形式的な訴訟 (=本質は訴訟ではない=非訟)という性質の2つをもつ、という意味です。 形成とは、裁判所が権利の変動を生じさせることであり、非訟とは、実体法(民法)に要件が定められていない、ということです。 形式的形成訴訟 の性質を持つ訴訟としては、共有物分割訴訟以外に 境界(筆界)確定訴訟 があります。 共有物分割訴訟の性質(形式的形成訴訟) なお、令和3年改正で、民法に分割方法の選択基準について条文上の記載が追加されましたが、ごくわずかであり、改正後も民法上に要件がない、ということに変わりはありません。 詳しくはこちら|全面的価格賠償と換価分割の優先順序(令和3年改正・従前の学説) 3 形式的形成訴訟という性質から導かれる各種扱い |zro| xso| xpi| kgd| ikc| geb| sjd| rot| oil| rkq| xya| hij| vvm| wet| wuy| vhz| fzt| reo| rgf| jne| tby| iwh| tbs| vgg| wvl| rhm| xrt| mzj| ewy| msy| mbl| cop| czg| xhh| tjf| rks| ehc| ocd| xrm| sah| sgo| hiw| rls| szq| ezx| ved| hoq| vut| jju| kpt|