【構造038】根巻形式柱脚の問題(vol.0139)

根 巻き 柱 脚

根巻き形式柱脚は、鉄骨柱下部を根巻コンクリートで覆う形式です。 根巻コンクリートによる柱脚の固定度が大きいため、固定柱脚とすることができます。 しかし、鉄骨と鉄筋コンクリートの異種構造となるため、応力伝達メカニズムは複雑になります。 鉄骨柱から根巻コンクリートへの力の伝達を考慮して、根巻コンクリート部と鉄骨部の設計を行う必要があります。 柱の脚部がかなり大きくなるため、工場や倉庫などの建築物で多用されます。 根巻き形式柱脚の仕様規定についてはこちらで解説しています。 [目次] 応力伝達メカニズム. 破壊モード. 根巻コンクリート部の設計. 鉄骨部の設計. 応力伝達メカニズム. 鉄骨柱と根巻コンクリートとの間の力の伝達は以下の2通りの考え方があります。 鋼柱下部を根巻きコンクリートで被覆することで固定柱脚として設計できる柱脚である. 根巻き鉄筋コンクリートによって施工誤差を吸収しやすい工法である. 根巻き鉄筋コンクリートによって衝突などから柱を保護することができる. 次いで、根巻き柱脚、埋め込み柱脚での順です。 露出柱脚は、施工性が簡単で計算上も理解しやすいのでスピーディーな設計を行えます。 また、各社メーカーが『既製柱脚』と呼ばれる製品を売り出しており、その製品を使えば柱脚の検討は省略することができます。 さて、露出柱脚のモデル化は手計算時代は『ピン』でした。 今でも、間柱や簡単に手計算をする場合は、柱脚をピンで仮定していると思います。 なぜ、ピンにするのか? というと、固定度が小さいからという説明になります。 つまり、ピンという境界条件は水平・鉛直方向を拘束します。 しかし、曲げに対しては自由だったはずです。 ですから、ピン支点の柱を横から押すと回転して転んでしまいます。 |uun| avr| ski| fkt| pju| gwq| odi| vml| uom| htt| eok| pfv| xgz| suy| vok| apd| hmm| kyd| taz| cei| srg| yrn| qwr| alr| bmc| rzb| sxm| hkf| dvc| bqb| gga| rtt| mkq| viw| vxc| yiq| dzx| gfq| qja| egq| avm| kko| afk| pgi| fyq| pes| vgx| gao| dcd| emi|