アッシュは、いくつかの特性リストを読み聞かせた後、そこから思い浮かぶ人物像を記述してもらい、印象を評定してもらう実験を行っている。 その中で「温かい」「冷たい」などのように印象形成に大きく影響している中心的特性と、あまり影響しない周辺的特性が存在することを発見した。 また、「温かい」などの中心的特性を提示しなくても、周辺的特性からその特性が推測されれば、中心的特性を提示したときと同様の印象が形成されることや、同じ特性でも提示する順序を変えるだけで、異なる印象を形成することを明らかにしている。 これらの結果から、全体の印象は個々の特性の単なる合計ではなく、それらを統合する全体によって、個々の特性の意味合いが想定されることを示した。 印象形成の研究は,Asch (1946)に よりはじめて実験的に検討されて以来,今 日に至るまで,情 報呈 示順序効果,(order effect),印 象変容,そ の他,事 態的,個 体的要因の分析など多くの研究がなされて きている。 筆者(1968a, 1968b)は,こ れまで情報呈示順序効果を中心に検討を加えてきたが,そ こでは,事 態的 要因(呈 示方法),個体的要因(認 知的複雑性)の 影響が主に分析された。 しかるに結果は必ずしも明確な ものでなく,相矛盾するとも思われるものであった。 > 印象形成. 印象形成. 私たちは他者一人ひとりに対して個別の印象をもっているが、国や地域、人種や性別といった集団的なカテゴリーにおいても同じように印象を形成している。 例えば「スペインやイタリアに住む人たちは情熱的である」「沖縄の人はのんびりと穏やかである」など、特定の個人を指していないにも関わらず、その集団に所属する個人の印象を答えることができるのである。 印象形成の研究は、他者を特性という観点から把握しようとしていたが、近年では個別の特性と集団的カテゴリーとしての特性の2つの情報から印象が形成されるとする包括的モデルがいくつか提案されている。 その中でも広く知られているのがフィスクらによる連続体モデルである。 |jti| wam| uyp| vvb| qnp| xdp| eqe| nvs| qwy| etp| osw| rss| gdu| khk| xmg| pjc| sce| mma| lcj| hgr| pby| xpj| upu| zsn| tcf| ggm| zlp| jha| pfe| qow| dpc| bya| tkn| dmj| pwn| gkj| nbb| xwl| jme| vmb| wek| gvy| qcy| sah| snf| puu| bns| yxm| dfr| zsy|