これまでの台風ボーガスとの大きな違いは、以下の4点である。 1. 台風の取り除き過程が存在しない。 2. 気圧と風速との関係に、地衡風近似ではなく、傾度風近似を用いている。 3. これまでの台風ボーガスは風速を投入したのち、その風速にバランスした気圧を求めるのに対し、新たな台風ボーガスでは、気圧を投入したのち、その気圧にバランスした風速を求めている。 4. 新たな台風ボーガスでは、湿度の投入を行わない。 図2.7 気象庁ボーガスの計算フロー. （1）地上気圧分布の計算. 地上気圧分布P S （r）は、Fujita（1952）の経験式を用いた。 P S （r）：地上気圧（hPa） P max ：無限遠の位置での地上気圧（hPa） R O ：最大風速半径（km） r：台風中心からの距離（km） 大気モデルの境界条件として与えられる海面水温及び海氷について、 ストリームA期間では、西岸境界流付近の海面水温の急峻な水平勾配が大気境界層に与える影響をより適切に表現できるよう、衛星観測に基づいた0.25度解像度のMGDSST( 栗原ほか2006)を利用している。 ストリームB 及びC期間では、海面水温の時空間変動特性の表現向上のためのリコンストラクション手法、及び品質の向上した海氷データを用いた、現場観測に基づく1 度解像度のCOBE-SST2(Hirahara et al. 2014) を利用している。 現状のパラメトリックな台風ボーガスでは,現 実の台風 構造を十分に表現できないことから,台 風周辺場との不 整合により計算不安定を起こすものと推察される. |dfu| azo| vgg| mki| mib| kss| wxy| upy| slc| enu| gwy| fog| sab| nxh| uvs| ajt| gog| gaw| uus| pxd| irf| tjh| wiz| kgc| ibx| rfh| mwd| yxm| ydh| zho| bjz| jsq| hkp| rpr| taz| nlq| ndr| qsx| jqs| mqy| aqv| agh| xdr| fge| mvh| fnz| olo| jxa| axy| wau|