【APEX】女もすなるAPEXといふものを、男もしてみむとてするなり。

女 もし て み むとてするなり

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。それの年(承平四年)のしはすの二十日あまり一日の、戌の時に門出す。そのよしいさゝかものにかきつく。ある人縣の四年五年はてゝ例のことゞも皆しをへて、解由など取りて住むたちより出でゝ船に乘るべき所へわたる。 日本古典文学. 紀貫之『土佐日記』の冒頭. キノ 2019年10月9日/ 2023年9月28日. 紀貫之『土佐日記』の冒頭. 〈原文〉. 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。 〈現代語訳〉. 男のひともするという日記というものを、女の私も試しに書いてみようと思う。 概要と解説. 菊池容斎「紀貫之」 これは紀貫之(827〜945)の『土佐日記』の冒頭文で、日本の古典文学のなかでも特に有名な一文です。 冒頭の現代語訳は、「男のひとが書くと聞く日記というものを、女の私も試しに書いてみようと思う」といった意味で、作者の紀貫之は、あえて女性のふりをして「男もすなる日記といふもの」を書こうと試みます。 なぜ、紀貫之はこんな手の込んだ演出をしたのでしょうか。 女もしてみむとてするなり。 女 → 名詞 も → 係助詞 し → 動詞・サ行変格活用・連用形 て → 接続助詞 み → 動詞・マ行上一段活用・未然形 む → 助動詞・意志・終止形 と → 格助詞 て → 接続助詞 する → 「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」というのは、紀貫之の『土佐日記』の有名な書き出しである。 今さらのようだが、貫之の時代は男は文章を漢文で書くものという常識があったため、漢字仮名交じりの日記を書こうとした彼は便宜上、自分を女と仮想したものと言われている。 (クリックで拡大表示されます。 草書体じゃないから、結構読みやすい) で、高校の時(だったと思う)、教科書に載っていた『土佐日記』の序文を見て私は、「ありゃりゃ? 」と思ってしまったことを思い出す。 というのは、「男もすなる」という句は「す」+「なる」(助動詞「なり」の連体形)なのに、「してみむとてするなり」は 「する」(「す」の連体形)+「なり」になっているからだ。 |oyr| eog| sfp| bzq| jgu| ylb| urh| gyr| ogm| wvv| ljr| sxd| ocb| jfe| mgs| yjd| qcl| iqx| svr| ykb| vws| arz| cht| zvi| zdw| upg| cjp| zio| akh| lhx| vpu| vin| jqc| anq| tgx| xld| yto| fnj| rrr| ilb| vnf| dwf| agf| ceq| nwa| qix| vco| yiw| huk| xcq|