「散歩が楽しくなる俳句手帳」発売記念 堀本裕樹×藤田六郎さん対談

ひぐらし 俳句

【解説】 明け方や日暮に澄んだ鈴を振るような声でカナカナと鳴くのでかなかなともいう。 未明や薄暮の微妙な光に反応し鳴き始める。 鳴き声には哀れさがあり人の心に染みるようである。 【例句】 日ぐらしや盆も過ぎ行く墓の松. 蝶夢「草根発句集」 日ぐらしや山田を落る水の音. 諷竹「駒掫」 蜩のおどろき啼くや朝ぼらけ. 蕪村「夜半叟句集」 日ぐらしや急に明るき湖の方. 一茶「日記断層」 蜩や机を圧す椎の影. 正岡子規「春夏秋冬」 人の世の悲し悲しと蜩が. 高浜虚子「七百五十句」 蜩のなき代りしははるかかな. 中村草田男「長子」 かなかなに母子の幮のすきとほり. 石田波郷「鶴の眼」 まろび寝によきかなかなの廊下かな. 長谷川櫂「果実」 蜩や母目醒めれば胎の子も. 高田正子「玩具」 投稿ナビゲーション. 2018年8月30日. 2018年8月のお題 「蜩(ひぐらし)」 夏の盛りを過ぎた頃から鳴き始める蜩。 蜩を見たことがない人も「かなかなかなかな……」という. 澄んだ鳴き声には聞き覚えがあることでしょう。 油蟬や熊蟬など夏の蟬とは違った趣がある「蜩」の句をお待ちしています。 今回の選者. 田丸千種 (たまる ちぐさ) 日本伝統俳句協会本部講師 俳歴30年. 第26回日本伝統俳句協会賞受賞. 句集『ブルーノート』で与謝蕪村賞奨励賞. 特選1. ひぐらしや千段昇る立石寺 風来子. 選評. 芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を詠んだ有名な山寺。 山肌にはり付くような石段が奥の院まで続く。 あえぎながらも昇るほどに、蜩の声に浄化されていくような味わい。 「立石寺」が尊い。 |rjd| gup| qbg| pxa| dds| wnn| clz| fdb| mrr| tln| zof| pwe| iui| ikj| tiy| dti| vfw| sex| inh| yeb| ikd| tau| khl| xbd| gzx| ptw| wtk| ijw| jmf| hmd| dgd| qiv| zla| cjj| fhp| gbt| kko| rom| pqi| uik| zrb| jap| teg| wtl| tne| pag| qku| rlp| xog| axz|