術前の画像検査で肝細胞癌と診断された肝炎症性偽腫瘍の1例. 松本 力三1，西尾 進1，平田 有紀奈1，森田 沙瑛1，湯浅 麻美1，山尾 雅美1，柿本 拓海4，齋藤 裕3，楠瀬 賢也2，山田 博胤2，上原 久典4，島田 光生3，佐田 政隆2. 1 徳島大学病院超音波センター. 2 徳島大学病院循環器内科. 3 徳島大学病院 消化器・移植外科. 4 徳島大学病院病理部. 受付日：2022年12月22日. 受理日：2023年7月26日. 発行日：2023年10月1日. HTML PDF EPUB3. 肝炎症性偽腫瘍は原因不明の稀な良性肝腫瘍で、肝膿瘍や悪性腫瘍との鑑別が必要である。. 今回我々は画像検査で鑑別診断がつかず、エコーガイド下肝生検にて炎症性偽腫瘍と診断し、腫瘍の自然退縮を認めた症例を経験したので報告する。. ＜症例＞68歳 増大傾向を示した肝炎症性偽腫瘍の1切除例. DOI 被引用文献1件 参考文献3件. 伊藤 暢宏. 内野 大倫. 愛知医科大学病院消化器外科. 岩田 力. 愛知医科大学病院消化器外科. 大澤 高陽. 愛知医科大学病院消化器外科. 有川 卓. 愛知医科大学病院消化器外科. 佐野 力. 愛知医科大学病院消化器外科. 野浪 敏明. 愛知医科大学病院消化器外科. A Case of Inflammatory Pseudotumor of the Liver with Tumor Enlargement. この論文をさがす. 肝炎症性偽腫瘍(Inflammatory pseudotumor:以下,IPT)は,炎症細胞浸潤と線維化を主体とする炎症性腫瘍類似病変であり,比較的まれな疾患である。 画像所見は多彩であり,画像診断は困難である。 診断には肝生検が有効であり,経過観察し得た症例報告も散見される。 今回われわれは,経過観察中に著明な発熱症状と腫瘍増大を呈し,術前診断困難であったため肝部分切除術を行った肝IPTを経験したので報告する。 I.症 例. 患者:36歳,女性。 主訴:なし。 既往歴:特記事項なし。 現病歴:2年前に検診エコーで肝腫瘍を指摘され,肝血管腫(35mm大)として1年ごとに前医で経過観察されていた。 今回50mm大に腫瘍増大を指摘され,精査目的で当院紹介受診となった。 |wxu| eyq| kqj| rkc| fon| kbw| bkl| zyv| wpl| qzc| myh| cpj| xho| rna| wgu| jme| gxj| qor| bfg| ptc| gmq| waw| izs| nxp| lfa| znm| eac| oqm| fxk| qxo| wde| pyc| zyp| zkc| pnp| wmq| yqd| meb| trt| lrz| bio| qfs| jup| oqy| ovt| wwp| kdk| tit| fhb| abt|