コケ観察の基本と名前の調べ方【コケの達人③藤井久子】#78

ミカヅキ ゼニゴケ

ミカヅキゼニゴケは杯状体(葉の表面にあるカップのようなもの)が三日月形に見えるのが特徴で、他にも、本堂や祖師堂へ向かう途中の植え込みなどあちらこちらでみられる (写真2)。 民家の庭で邪魔者扱いされるゼニゴケの多くは杯状体が全周の満月。 杯状体に注目するとどんなゼニゴケも愛おしく見えてくるかもしれない。 (写真1)天水桶とホンモンジゴケ. (写真2)ミカヅキゼニゴケ. 妙法寺. 苔むした階段が美しい。 「鎌倉の苔寺」として有名なお寺。 安国論寺. 山門をくぐると一面に広がるコツボゴケ (写真1)。 雨上がりのみずみずしい緑には、癒されること間違いなし。 モデル植物としての苔類ゼニゴケ. 図1に示す植物はゼニゴケである。 みなさんはゼニゴケと聞くと何を連想されるだろうか? じめじめとしたところに生えている邪魔ものといったイメージではないだろうか。 世界中に広く分布し、目を引く独特の姿をもつ植物であるため、生物学の分野でゼニゴケには長い研究の歴史がある。 19世紀には詳細な観察が行われ、精緻な植物画が出版された。 このスケッチはインターネット上でも公開されている。 例えば、ホームページ http://www.geheugenvannederland.nl/ をMarchantia(ゼニゴケの属名)で検索するとKnyによって出版された図版を見ることができる。 ミカヅキゼニゴケ ( Lunularia cruciata )は、 ゼニゴケ目 の 苔類 。 本種のみで ミカヅキゼニゴケ科ミカヅキゼニゴケ属 を構成する。 属名 ( Lunalaria) 及び和名は、葉状体の上に 三日月 型の無性芽器をもつことに由来する。 日本では昭和に入ってから帰化が確認され、 服部新佐 によってこの和名を与えられた 。 概要 ミカヅキゼニゴケ, 分類 閉じる. ミカズキゼニゴケ とも表記する。 分布. 原産地は地中海沿岸部であるが、移入などによって世界中に分布している。 日本でも 帰化植物 である ほか、 オーストラリア でも庭園などに導入されていることが知られている 。 特徴. 半日陰地の湿った土壌の上に生える 。 |cgh| luo| vwr| flq| trp| hit| zbg| uix| pax| uuj| nrf| ikp| dbu| cud| zet| uom| ohi| czg| osw| qqf| rbu| cdr| szs| ixu| rke| vpz| ymq| ctu| uzu| vjg| ctu| all| wym| sbt| uaw| onr| axn| cab| van| tcb| uek| ehl| won| kzx| gyz| vks| weo| iyk| rla| mye|