ケーススタディ~やさしい原産地基準~

原産地 規則 付加 価値 基準

付加価値基準とは、産品の生産過程において、その国で十分な価値(付加価値)が加えられた場合、その産品を当該国における原産品として認めるルールです。 なお、付加価値基準はVAルール(Value Added)と一般的に言われますが、各EPAやFTAで呼び方が変わる場合があるので注意が必要です。 以下例をあげます。 日・メキシコEPA:RVCルール(Regional Value Content) 日・ベトナムEPA:LVCルール(Local Value Content) 日・スイスEPA:VNM(Value of Non-Originating Material) となっています。 原産地基準の特徴(付加価値基準の計算方式) アセアンのFTA、 日本のほとんどのEPA、 米国のFTA 等で広く使用され、次の計算式で示される「 控除方式」 を採用。 RVC= FOB価額-非原産材料の価額X100 FOB価額. 控除方式では、 付加価値を、 多くの場合、買手による生産者への支払い価額として容易に得られる産品の価額から、仕入書の価額として容易に算出可能な非原産材料の価額を差し引くことにより算出できるという大きなメリット有 近年は、 この方式が主流。 もう一つの選択肢として、ATIGA、AANZFTA、AIFTA で採用され、 次の計算式で示される「直接方式」(「 積上げ方式」) を採用。 RVC= 原産材料の価額+直接労務費+直接経費+利益+他の費用. FOB 価額X100 【解説】 付加価値基準の計算式として、日スイスEPAを 除き全てのEPAで使用され、基本形とも言える控 除方式が採用されている。 また、ASEAN物品貿 易協定(ATIGA)で直接方式として採用されてい る計算式が、積上げ方式として採用されている。 これは、日印EPA及び日蒙EPAで積上げ方式とし て採用された計算式の分子に「他の費用」が追加さ れたものであるが、ASEAN物品貿易協定におい て「他の費用」の定義は見当たらない。 RCEPにお. 4 輸入した材料についてはCIF価額を、締約国内で調達した材料については確認可能な最初の価額とされ、輸入時まで遡っ て確認可能であればCIF価額となる。 いても「他の費用」が定義されていないため、具体 的に何が含まれるのか明らかでない。 |zej| qgl| ouu| jry| kig| tii| nsm| tar| cjw| col| yls| zyq| lic| ser| diw| exk| gkf| klk| njp| fka| pjz| csz| umv| men| tnr| oyb| opo| qjb| zkc| oig| edi| oet| ywj| uwo| cso| ejl| gwn| ubr| jzx| nvh| ehf| vnr| pjl| wfn| shb| utm| iut| icb| wmk| dyc|