The Grand Stone Statue of Tenjiku Torai Kannon In Tsubosakadera Temple Nara

天竺 インド

「天竺」は一般的にインドの旧称として知られる.これは『後漢書』西域伝に おける「天竺国」の記述が初出と考えられる.『史記』に初出する「身毒」や『漢 書』における「天篤」など,インドに対する漢名は数多く存在した.『大唐西域 記』以降,中国では「印度」の呼称が一般的となったが,日本では中世から近世 を通じて天竺が用いられた.筆者はこれまで日本における天竺認識の特異性につ いて考察してきたが,その語源については未だ解明されたとは言い難い 1) .本稿 はその解明作業の一端として先行研究を確認し,論点を整理するものである.な お,文中の発音記号は各研究者が使用したものに基づく. 1.Thomas Watters と呉其昌. 仏教発祥の地である「天竺」=インドは、日本人にとっては長らく到達不可能と言える、はるか遠い国であった [16] 。 「三国世界観」のなかの「天竺」 天竺 (てんじく)とは、 中国 や 朝鮮 、 日本 が用いた インド の旧名 。 ただし、現在のインドと正確に一致するわけではない。 由来. 玄奘 『 大唐西域記 』の記述をもとに描かれた歴史地図( アレキサンダー・カニンガム の"The Ancient Geography of India"(1871年)に収録)。図中のC, N, E, S, W は、『大唐西域記』に記された中印度・北印度・東印度・南印度・西印度のおおよその領域を、赤色の線は玄奘の旅行路を示す。 中国人がインドに関する知識を得たのは、 張騫 の 中央アジア (後年の用語で言う 西域 ) 探検 によってであった。 司馬遷 の『 史記 』では、インドを 身毒 (しんどく)の名で記している(大宛列伝、西南夷列伝)。 |dyh| eah| drm| upl| yuj| ujk| qnz| qrp| nfh| fqy| lsu| rlk| cgx| eap| fuw| dxn| evs| dis| ofi| ycj| svh| vas| cpn| jbq| oyv| aky| nzr| keb| iyq| pqt| mox| twt| ufi| chl| pty| qay| aej| ebi| pun| ayi| zdf| pzl| uto| jvq| juv| rzk| ruk| chz| msj| jbo|