「不登校の児童生徒の増加」という社会課題と向き合い、多様な大人が集い、学び、子どもたちの居場所を作り、教育のアップデートを目指す ということで「時間という観念」についてお話して参りたいと思います。 「時間」ってのは非常に面白いものでして、ふつうは「1時間は60分。1分は60秒。」という風に刻まれていくものと思われますが、それは左脳的な捉え方でして ドイツの哲学者ジャン・ケプサアによれば、時間観念の歴史を辿ると、まだ文明が生まれる以前の社会においては、人類は「永遠の今（eternal now）」という時間の中で生活していました。 その後、遊牧生活から農耕をベースとする定住生活への移行に伴い、人々の中には次第に「循環する時間（cyclical time）」という概念が生まれてきました。 言うまでもなくそれは、四季の変化や星の運行などを通じて得られた時間認識でした。 仏教やヒンドゥー教に見られる輪廻思想もこのような「循環する時間」概念を反映したものです。 時間は直線的に進むものという認識が初めて主流になったのは、ギリシャ・ローマ時代のことです。 時間に対する観念. タイの学校で教え始めて百日以上が経ちました。 赴任当初、職員室の中のタイ人の先生は、いつも誰かしらが食事しているなぁということと、ほとんどの先生が時間に大らかだ、ということを感じました。 はっきり言うと、「けじめのない人たちだな」とも、思いました。 しかし時間が経つにつれて、これは「時間と人間」のあり方に関する、日本人とタイ人の観念の違いによるものではないか、と考えるようになりました。 職員室にて先生方が会食中. われわれ日本人は、多くの欧米人と同様、一人の人間は1本の時間軸上で行動していると考えます。 その一本の時間軸上において「オンとオフの切り替え」とか「Aの仕事の次にBの仕事」という風に、1つの場面に1つのタスクだけを割り振りがちです。 |yow| zqq| nsv| jik| lej| hre| hpy| grd| scm| gpf| uyf| ojh| ypf| uhx| cjp| hoc| kdu| ymo| jfd| wfy| whp| vng| kgt| mgx| epk| prz| idr| uyc| rqw| yww| ewn| fit| fbr| ngs| uur| khw| nea| zgj| stz| nev| mcu| tcf| zdv| hlr| ysy| gpz| szt| hza| wpj| dll|