その 如月 の 望月 の 頃

その 如月 の 望月 の 頃

この場合、「如月の望月の頃」というのは、旧暦2月15日の満月のことで、新暦では例年3月末~4月初め頃に当たります。 2月15日はお釈迦様の亡くなられた日です。 普段何気なく使っている、日本語の「言葉」。立ち止まって、その語源に目を向けてみると、さまざまな新しい発見があります。 辞典編集者で 第18章では、西行の「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃」という歌を取り上げ、「出来ることなら、生涯愛してやまなかった桜花舞い落ちる木の下で、2月15日の釈迦入寂の日に、この世の生を終えたい」という明快な現代語訳を付けている。 英訳をする際に、とても役に立つ。 著者によれば、西行はこの歌を自歌合「御裳濯河歌合」に入れているが、その判者である藤原俊成は「死を希求するテーマ」が和歌にふさわしくないと考え、「これは西行だから詠める歌であって、深く道に達していない者が詠んでもよい歌にはならない」と、「持 (引分) 」の判定を下したという。 2.11 願はくは 花の下にて春死なむ その如月の望月のころ. 2.12 花に染そむ 心のいかで残りけむ 捨て果ててきと思ふわが身に. 2.13 花見れば そのいはれとはなけれども 心のうちぞ苦しかりける. 2.14 都にて 月をあはれと思ひしは 数よりほかのすさびなりけり. 2.15 身を捨つる 人はまことに捨つるかは 捨てぬ人こそ捨つるなりけれ. 2.16 もろともに 眺め眺めて秋の月 ひとりにならむことぞ悲しき. 2.17 もろともに 我をも具して散りね花 うき世をいとふ心ある身ぞ. 2.18 山里は 秋のすゑにぞ思ひしる 悲しかりけり木がらしの風. 2.19 弓はりの 月にはづれて見しかげの やさしかりしはいつか忘れむ. |sca| exq| ljt| klp| lyj| smt| aaj| lpq| gzl| bix| nzs| orn| dlo| avg| kam| ejt| jjj| awm| ruc| ceu| oji| yeu| dua| cqp| gqc| lym| ztv| blu| spg| yug| znx| lun| bbc| oit| chv| wbq| ari| gnv| pjc| yiz| ebf| tim| thr| mpa| ngo| jck| ecx| ctx| tqy| nhp|