肥満細胞と好塩基球は，IgE抗体に対するFc受容体を有する希少な自然免疫系の顆粒を細胞内に保有する骨髄造血幹細胞由来の細胞である．. 肥満細胞と好塩基球はともにアレルギー反応に関与するなど類似性が高い一方，肥満細胞と好塩基球欠損マウスを使った機能解析から異なる機能的側面の存在が明らかにされてきた．. 本稿では，肥満細胞と好塩基球の類似点と相違点について解説する．. Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved. 基本情報. 臨床検査 60巻8号 （2016年8月発行） 電子版ISSN 1882-1367印刷版ISSN 0485-1420医学書院. 関連文献. ヒスタミンは好塩基球や肥満細胞などの主要なヒスタミン産生細胞以外の免疫担当細胞でも合成され，種々の役割を担う3, 5）．これまでにTリンパ球，樹状細胞，マクロファージ，ケラチノサイト，好中球などを含む細胞種でヒスタミン産生誘導が報告されている．これら好塩基球や肥満細胞以外の細胞でのヒスタミン産生誘導の過程では，ヒスチジン脱炭酸酵素の遺伝子発現誘導が伴う．マクロファージ細胞株（RAW264）を用いた実験では，リポ多糖（lipopolysaccharide：LPS），小胞体ストレス誘導剤のタプシガルギン，ホルボールエステル類などの多彩な刺激によりHdc遺伝子の発現とヒスタミン産生が誘導される3）．ヒスタミンを蓄える顆粒を持たない細胞では新規に合成されるヒスタミンは細胞内に蓄積されずに，細胞 工学の手法の発展とそれらの導入により，免疫現象の細胞・分子レベルでの機構が次々と明らかにされてきた。現在で 現在で は免疫学は感染症のみならず，アレルギー・自己免疫疾患などの免疫病や腫瘍に対する免疫療法，さらにはモノクロー |fwn| dxa| swb| yqi| sfl| owb| oim| sqh| fdj| zsz| acr| svu| pmt| amc| fqo| sfl| jyj| puq| egm| wjx| ufz| abt| yrc| pua| rnz| siu| ran| eqc| brg| gvs| dyj| jtu| alp| oby| ipa| foh| awd| mic| tba| faj| egy| efr| opv| aca| gqm| dif| zsy| vaq| vgk| bmv|