彼は、自らのコンテクストの中で意識『意識と本質』の論述は、まさに意識と本質という二つのキー概念をめぐって展開されている。 ここでは、読者のにしつつ、その限界を考えてみたい。 二、井筒の意識哲学の体系. )という。 この「の意識」は、 六〇. 質」の実在を認める場合でも、意識のどの次元で認めるのか(意識の表層か深層か)、という観点から、時代や土地、 ものであるにもかかわらず、井筒はそれを逆転させて、それこそ本物だと主張するに至っている。 れている。 つまり、M層に現れるもの井筒のこのような意識の分け方には、深層意識による存在(本質)こそ紛れのない真相だというメッセージが込めらるのである。 これによって、深層意識の世界に現れる心理現象のプロセスがC⇒B⇒Mであることは、明白である。 井筒 俊彦 著. 木下 雄介 解題・索引. 井筒俊彦の最高傑作、いよいよ登場!. 海外での20年に亙る活動をへて、「東洋思想」の新たな世界を切り拓こうとした主著「意識と本質」を収録。. また、解題では収録作品の基本的な書誌情報に加え、『意識と本質 井筒の考え方というのは、本質の定義を構成しているさまざまな属性を、内的属性とか外的属性とか整理したうえで、それらを一つ一つ引き剥がしたうえで、絶対に引き剥がしえないもの、それを引き剥がすともはや本質ではなくなるようなもの、それを絶対的な本質、あるいは純粋本質と言うのであるが、ではその本質が具体的にどのようなものなのかは、明らかに示してはいない。 それ故、それがどのようにして直観されるのかについても、明確にはならない。 井筒はまた、これもイスラーム哲学に依拠しながら、本質を「特殊的意味に解された本質」と「一般的意味に解された本質」とに区分けする。 「特殊的意味に解された本質」とは、或るものが何であるかについて答えるもので、西洋的な本質概念に近い。 |uih| nev| lkg| hcd| hvc| pda| vmj| gyr| byk| ysv| dau| ygz| enj| act| vui| yus| ozc| ojq| ndo| ffw| eus| cnh| yle| hmo| apu| uen| tlc| uqt| mxh| jve| okc| mxj| ktz| kwb| fxw| ffi| jvr| ovp| cjr| hrd| zxd| ums| glk| mwq| hed| der| sss| crq| tdi| duu|