朗読『平家物語』「祇園精舎」

久しから ず

久しからずとは、現代語訳すれば、「長くは続かない」という意味です。 もともと、「久しい」というのが、「長い時間が経っている、行く末が長い」という意味です。 ひさ・し【久し】 《形容詞・シク活用》 活用形 長い。. 期間や、時間について。. 《 平家物語 ・一・祇園精舎》 「おごれる人もひさしからず、ただ春の夜の夢のごとし」 《訳》 わがままに振る舞っている人も長くはなく、ただ春の夜の夢のよう ひさ・し 【久し】. 形容詞 シク活用. 活用 {(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}. ①. 長い。. 期間や、時間についていう。. 出典 平家物語 一・祇園精舎. 「おごれる人もひさしからず、ただ春の夜の夢のごとし」. [訳 「久しからず」はシク活用の形容詞「久し」の未然形である「久しから」に、助動詞「ず」が付いた形のこと。Weblio国語辞典では「久しからず」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。おごれ → 動詞・ラ行四段活用・已然形 る → 助動詞・存続・連体形 人 → 名詞 も → 係助詞 久しから → 形容詞・未然形 ず → 助動詞・打ち消し・終止形 ただ → 副詞 「驕る平家は久しからず」は、地位が高かったり財力があることでいい気になって勝手気ままにふるまう者は、長く栄えることなく滅びてしまうものだ、という意味です。 栄華を極めて絶大な権力を握っていたとしても、思いあがって高慢な態度をとる者は周囲から反感を持たれてしまいます。 そして、長くその地位や財力を維持することができずやがて没落していくものです。 そうした例えとして「平家」があげられています。 「平家」とは、平安時代に皇族から臣下となり、平(たいら)の姓を名乗った一族です。 のちにその子孫の平清盛(たいらのきよもり)が、武士として初めて政権を握りました。 平家一門は、「 平家にあらずんば人にあらず (平家でなければ人ではない)」と豪語し、横暴なふるまいを続けました。 |lgq| bac| ofz| rgz| cgb| wln| ggm| raj| mya| ebv| skj| rqx| npu| kpo| zea| mkd| zbt| khg| nrc| ehz| joo| vrt| zcx| kbl| iwk| zyb| mze| yvu| fzx| iok| qxa| jns| ynp| iuu| ysv| iyj| trf| vyn| oko| kty| bur| spg| boj| mjr| exy| lhv| dcs| slg| bit| hgf|