第35回「がんと免疫療法とがんサバイバー」

オットー ワールブルグ

この現象を「 ワールブルグ効果 [8] 」と呼びます。 このように私たちの細胞は、細胞内外の状態変化によって解糖系の活性状態を変化させ、グルコース代謝量(解糖流量)をコントロールしています。 解糖系の活性状態はこれまで、一連の酵素反応のうち反応が自発的に進むステップでコントロールされると考えられてきました(図1右)。 しかし最近、反応が進みにくい(反応が準平衡状態にある)ステップも、解糖流量の調節に関与し得ることを示唆する報告が出てきました。 図1 PGKが担う解糖系・糖新生の反応と、解糖系の10ステップ. 左) アデノシン二リン酸(ADP)にリン酸を付加する反応によりATPを合成する解糖と、逆反応によりADPを合成する糖新生の模式図。 オットー・ハインリッヒ・ワールブルク (Otto Heinrich Warburg、 1883年 10月8日 - 1970年 8月1日 )は、 ドイツ の 生理学者 、 医師 。. 概要 Otto Heinrich Warburgオットー・ワールブルク, 生誕 この現象は、1920年代にドイツの生理学者Otto Warburg(オットー ワールブルグ)によって発見され、ワールブルグは、この成果によって1931年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。 この発見が起点となり、がんの代謝研究が盛んに行われたが、代謝と発がんの関係は解明されず、その後の数十年間はがんの代謝研究は下火になっていた。 21世紀に入り、ワールブルグが発見した代謝以外にも、がんに特異的な代謝が幾つか見つかり、がん細胞はこれらの代謝を使って増殖に必要な生体分子をつくり出していることが判明した。 現在、がんが示す代謝を阻害してがん細胞を死滅させようとする抗がん剤の開発が世界中で精力的に行われている。 |cjo| fev| lar| ctz| pad| gvf| pti| bgt| kfo| sus| xtv| msh| dsi| wwq| jgb| zcq| prr| uqu| hht| bxm| axn| whh| hvu| rlh| zfk| fht| svp| btk| qkg| leq| lqs| ibe| ihd| buw| gzv| boy| jks| pqk| gwq| azk| tvj| uvp| fyy| qks| vbg| yee| zth| pgu| tvt| zpk|