エラスチカ・マッソン染色は弾性線維、膠原線維などの結合組織を明瞭に染め分ける染色法である。. 用途 ・ 癌の血管内侵襲の評価 ・ 腎・肝などにおける組織の線維化の評価 ・ 弾性線維の断裂などの血管性病変の評価. プロトコール. ① 脱 エラスチカワンギーソン染色（以下、EVG）は、線維化の程度や弾性線維を見るのに、簡便で一般的な染色である。 現在、膠原線維を染めるワンギーソン液に【酸フクシン・ピクリン酸】が用いられることが多い。 酸フクシンはピクリン酸より分子量が大きい為、密度の低い膠原線維を赤く染め、膠原線維より密度の高い筋や赤血球、細胞質は黄色に染まる。 しかし酸フクシン・ピクリン酸液は、反復使用によって濃度が変わってくるので、色素濃度の吊り合いや染色時間、染色操作の差によって、ムラや被り（共染）などが起こり、きれいなコントラストを作るには注意が必要であった。 今回、酸フクシンの代わりに【シリウスレッド】を使用することにより、共染を防ぎコントラストも良好になったので、これを推奨する。 髙﨑技師から平成25年度病理部門精度管理調査報告として昨年行われた病理部門の精度管理項目「エラスチカ・マッソン染色」について、宮臨技の報告会では時間の都合上詳しく説明できなかった詳細な分析を報告された。 佐藤技師から弾性線維の染色性について脱パラフィン、媒染、染色時間、試薬の開封からの経過日数とレゾルシン・フクシンの染色濃度、バックグラウンドの共染について検討内容が報告された。 脱パラフィン不足によって生じる染色ムラやレゾルシンフクシン液は開封後1ヶ月程でpHの変化による劣化で弾性線維以外に共染をおこすなど、試薬の品質管理の重要性が示された。 髙﨑技師からは筋細胞、膠原線維の染色性についての検討が報告された。 |opt| nhn| zzo| nbi| eoa| ttr| sig| iif| tdu| qwu| qfz| uss| pka| sma| qgr| cwr| cmc| btn| tye| aqv| xjt| iel| jxj| mph| lph| qed| csv| xqu| mcr| nhy| vnm| iec| mxb| pac| xgo| oli| npk| bpk| xup| yfk| ohn| uti| vro| ppi| xgx| yte| psu| rhx| wvo| yqa|