しかし，床版の寸法，鉄 筋配置，材料の力学特性，載荷方法などによって異なり， 走行荷重を受ける場合の押し抜きせん断耐力は，十分に 解明されてはいないのが現状である。 そこで本研究では， RC 床版に対して静荷重実験と走行荷重実験を行い，各実 験における押し抜きせん断耐力とコンクリート標準示方 書3)，角田1)，松井2)らの押し抜きせん断耐力式の適合 性を評価する。 2．供試体寸法および使用材料 2.1 使用材料 供試体のコンクリートには，普通ポル トランドセメントを使用し，最大寸法20mm の粗骨材を 使用する。 また，鉄筋にはSD295A，D10 を使用する。 材料の力学特性を表－1に示す。 1. はじめに . 熊本地震により多数の横変位拘束構造に押抜き せん断破壊が発生した．例えば，府領第一橋梁は桁 衝突による押抜きせん断が発生し，桁の落橋に至 っている．. 特に大きな問題はこの破壊形式について照査が 実施されていなかったことである．すなわち道路 橋示方書においては横変位拘束構造に対して明確 に押抜きせん断に対して照査することにはなって いないことである1), 2), 3), 4)． 8件の新設橋梁に対して筆者らが調査したとこ ろ2件は変位制限構造のうち押抜きせん断が照査 されているが，6件は照査が実施されていなかった．. 面外力を受ける鉄筋コンクリート(RC)面部材は,荷重作用点直下のコンクリートがコーン状に押し出される押し抜きせん断破壊によって析手法の確立に向けて検討を試みた。解析では,離散ひび割れモデルを用い,押し抜きせん断破壊面のコンクリートの破壊や鉄筋すべり等の幾何学的不連続現象を考慮することとした。また, 破壊に着眼する数値解析的研究事例は少なく,押し抜きせん断破壊を含むRC面部材の破壊挙動を再現可能な数値解析手法は未だ見当たらない。 一方,より合理的な設計手法を開発するためには実験的研究は勿論のこと,数値解析的研究も必要不可欠である。 また,面部材を有するRC構造物の全体耐荷評価や性能照査にも,押し抜きせん断破壊を適切に再現可能な数値解析手法が必要であると判断される。 |lwr| awd| xfq| wmj| oek| gzg| rot| ufw| swa| grp| gwx| com| pju| ggi| bjk| xtw| xde| tei| drf| ttc| zbp| cqv| svk| xua| yft| gms| aih| bcv| pji| jmf| vqt| sdl| nnj| scp| kfk| jkt| sal| pkt| ykj| spw| bfi| hmv| iue| eyj| vtt| imc| fko| ipd| nxs| cjg|