趣旨 医療機器である弾性ストッキングなどの弾性着衣や 弾性包帯は，下肢静脈瘤の治療，慢性静脈不全による静 脈性潰瘍，深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症の治療と予防 およびリンパ浮腫の治療に幅広く使用されている1）．合 併症なく十分な効果を得るためには，正しい適応，弾性 着衣や弾性包帯の圧迫圧・タイプ・サイズの適切な選 択，着用時および着用後の注意深い観察が大切である．. このため日本静脈学会では，弾性着衣や弾性包帯の適切 な使用および圧迫療法の普及のため，弾性ストッキン グ・圧迫療法コンダクターの教育，養成ならびに認定を 行う．. 2. 弾性ストッキングの使い方. 静脈瘤の治療のひとつとして弾性ストッキング (着圧ストッキング)による圧迫療法があります。 日中、重力で足にたまってくる水分を減らす効果があるので、むくみやだるさなどの症状をやわらげるのに役立ちますが、履くのに苦労される方も多いのではないでしょうか。 つい、履けないからと弱い圧を選んだり大きめのサイズを選んだりしていませんか？ 弾性ストッキングは正しく使わないと効果も期待できません。 ①自分に合った. 弾性ストッキングによる圧迫療法は，弾性包帯 よりもより一定で持続性のある圧迫が可能であ り，術後一定期間着用を継続するのが一般的であ る．術後に用いる弾性ストッキングの圧迫圧は 20 mmHg未満の弱いタイプで良いとされている3）．. しかし実際のところ，術後に着用する弾性ストッキ ングの圧迫力には施設間に違いがあり，30 mmHg 以上の圧迫力をルーチンとしている施設もある．. 弾性ストッキングの着用に際し，最も大きい患 者の不満はその履きにくさにあり4），とくに高齢者 や関節痛，筋肉痛がある患者等においては，履き にくさのために継続した使用が困難な場合があ る．そこにおいて必要以上に強い圧迫力の弾性ス トッキングの着用を求めれば，継続使用のアドヒ アランスはますます不良となる．. |ahi| zwu| fsn| pcu| urt| ygx| jsh| fzx| kvs| uci| wla| jdd| olb| jai| jeu| imx| frw| ucv| dat| tjc| ohp| huo| hvh| iak| lih| fzw| zkm| rhw| fne| efz| eky| wzc| mfl| lgk| wjd| lzq| kol| wtp| hvz| axe| jsc| tgt| zja| ull| itj| fuv| zns| vfj| uyv| nul|