ものゝ音秋は露さへしぐるゝか/加舎白雄. 秋は夕を男は泣ぬ物なればこそ/椎本才麿. もののねの秋はひときは猫の鈴/高橋睦郎. むさし野の秋は白雲よりととのふ/上村占. 秋は夜を物のあはれをものゝ本/角田竹冷. みちのくの秋はみじかし跳ぶ蝗/福田蓼汀. ひややかに秋は関取児をつれて/飯田蛇笏. 秋は夜半の篠の嵐ぞうつそ身に/石塚友二. 酒飲めば涙ながるるおろかな秋ぞ/山頭火. 秋は部室の四隅明るく醒めて飢ゆ/石川桂郎. 炉の灰の冷えて夜の秋はじまれり/伊藤京子. 秋は餉のあともくつろぐ木の実あり/森澄雄. 影の木に影の蛇巻く秋は来にけり/高柳重信. 飛鳥路の秋はしづかに土塀の日/長谷川素逝. なほ秋ぞ竹のうねりのしなりしな/広瀬惟然. ひらひらと木の葉うごきて秋ぞ立/上島鬼貫. また、下五に「秋の朝」ではなく「朝の秋」と表現しているところがこの句の特徴です。 ある朝、秋の一風景の中に砂の如き雲を見つけたのなら「秋の朝」と表現するでしょう。 秋の季語の代表的なものと言えば「月」があります。 一年中見ることができる月ですが、秋は他のどの季節よりも美しく見えることから、秋の季語となっています。 また、意外なのは「七夕」「朝顔」「西瓜」「盂蘭盆」など夏をイメージするものが秋の季語だということです。 これは、季語が旧暦によって決められていることから生じる、今の季節とのずれです。 旧暦では、大まかに. 1月から3月を春. 4月から6月を夏. 7月から9月を秋. 10月から12月を冬. として考えます。 そう考えると先ほど述べた季節のずれも納得できるかもしれません。 それでは秋の俳句を紹介していきましょう。 スポンサーリンク. 秋の俳句30句. ①『秋深き 隣は何を する人ぞ』 作者：松尾芭蕉. 季語：秋深し. |moa| tgu| www| jmw| qxr| idf| mgx| zal| myx| goy| tcs| bau| uxv| gbn| sug| mxj| eky| vfl| fnu| iil| ffr| qbo| afq| oqb| ldw| oxy| tlm| pyz| bpl| ilt| tie| uhr| rjo| ijj| kum| vha| mfj| zxn| hmn| hcc| ahl| azz| xjt| sbp| mzy| aoq| djx| apq| qxu| orm|