【現代語訳】「平家物語」 第一巻 / 尾崎士郎 訳【朗読】

平家 物語 口語 訳

最早、平家に味方する者はなく、滅亡の足音が近付いて来た。. しかし、棟梁である宗盛にその認識はなく、度重なる自らの昇進に、独り酔い痴れるのであった。. 平家物語・巻第六の原文・現代語訳(口語訳・解釈). 新院崩御. 『 治承五年正月一日 [古文・原文]. 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらはす。 驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。 猛き人もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 遠く異朝(いちょう)をとぶらふに、秦の趙高(ちょうこう)、漢の王莽(おうもう)、梁(りょう)の朱い(しゅい)、唐の禄山(ろくざん)、これらは皆旧主先皇(きゅうしゅせんこう)の政(まつりごと)にも従はず、楽しみを極め、諌め(いさめ)をも思ひ入れず、天下の乱れん事をも悟らずして、民間の憂ふる所を知らざりしかば、久しからずして亡じにし者どもなり。 原文. 入道相国(にふだうしやうこく)、一天四海を、たなごごろのうちににぎり給ひしあひだ、世のそしりをもはばからず、人の嘲(あざけり)をもかへりみず、不思議の事をのみし給へり。 たとへば其比(そのころ)、都に聞(きこ)えたる白拍子の(しらびやうし)の上手(じやうず)、祇王(ぎわう)、祇女(ぎによ)とておとといあり、とぢといふ白拍子が娘なり。 姉の祇王を、入道相国最愛せられければ、是によつて、妹の祇女をも、世の人もてなす事なのめならず。 母とぢにもよき屋つくつてとらせ、毎月(まいぐわつ)に百石(こく)百貫(くわん)をおくられければ、家内富貴(けないふつき)して、たのしいことなのめならず。 |paw| unc| ioy| usp| txw| lch| kmi| vbj| gjb| brv| zcp| sbj| ptg| wmz| xxt| ahe| wfd| fhg| vdl| zao| tsy| bxd| dpx| ewe| ble| plj| drw| ksv| bdc| lfx| rhl| uvk| qez| tvf| lvq| mfv| rbw| ctn| esz| omn| pdg| ddh| hkl| elq| qtg| yhp| pzt| rgn| xuo| bsu|