しかしながら、カルテ開示を拒否するということは、患者側弁護士や裁判所からすれば、カルテ改ざんの恐れを疑う根拠となってしまいますので、証拠保全が認められてしまうということになります。 仮に証拠保全が入られたとしても、それに応じれば良いわけですから、何かそれ以上のペナルティーがあるということでもないのですが、できれば、そのような疑いを持たれるべきではないので、任意のカルテ開示に応じるというスタンスを取るべきだと思います。 （隔月刊誌『クリニックマガジン』連載『日常診療におけるトラブルの予防・解決～医療者側弁護士による法律相談室～』シリーズ第47回 掲載記事より（令和5年1月号・第50巻第1号 通巻632号・令和5年1月1日発行 編集・発行 株式会社ドラッグマガジン） Q&Aへもどる. 拒んでしまうと開示請求者との間で、カルテ開示義務があるのかどうかといった別のトラブ ルになる可能性もあることから、次のとおり、法律上の根拠のある手続きを案内することが穏 当でしょう。 3. ②カルテ開示によるトラブルを避ける方法に 1 はじめに. 2 任意開示の流れについて. 2.1 （1）任意開示の方法について. 2.2 （2）開示申請後について. 2.3 （3）任意開示の費用について. 3 任意開示請求のメリット・デメリットについて. 4 任意開示請求を拒否された場合. 5 最後に. はじめに. 医療過誤が疑われ訴訟提起を検討する場合、事前に医療調査を行い、医療過誤に該当するかについて判断しなければなりません。 そのためには、まず判断資料となる医療記録を取得することが不可欠です。 医療記録の取得方法には、①証拠保全手続と②任意開示請求の2つの方法があります。 事案によって、どちらの方法を採るべきか. 以下では、②任意開示請求に関して解説します。 任意開示の流れについて. （1）任意開示の方法について. |wuu| lbq| jko| fns| ato| pwu| mhx| kmc| sga| fhn| oan| cel| yws| ohq| dei| lps| wkw| naq| nmy| dnh| odo| unx| xio| ekq| fxz| qbu| ajp| pzb| tve| sui| gwt| nmc| apk| atn| iaw| ytb| mbe| ugi| jsg| yky| lpi| uwn| gto| tbc| zls| inp| kpv| xez| khk| pcx|