寒 松 一色

寒 松 一色

1月の言葉. 霜にたたかれ、雪に埋もれ、寒気にさらされ、 苦難と試練に耐えぬき、 その千年の翠をいよいよ輝かせている老松の見事さ、 その松の下で一人の老翁が花を楽しんでいる。 まことにのどかな風景です。 風雪に耐え抜いてきた老松のように、 世の風波を生き抜いてきたならばこそ、 老翁には超然たる風格がある。 悠々世事を忘れて. 春ののどかさを楽しんでいる老翁の心をもってすれば、 世はまさに万国の春です。 ―――この境地こそ、 自然の不動の姿、 何事があったにせよ、 ただただのびやかに、まろやかに過ごせる境地なのです。 松千年、 今日も新たな若葉なり. 本年も、よろしくお願いいたします。 自然宗佛國寺・開山 黙雷和尚が、 寒松一色千年別(かんしょういっしき せんねんべつなり) 寒流石上一株松(かんりゅうせきじょういっしゅのまつ) 雪壓難摧澗底松(ゆきおせどもくだけがたしかんていのまつ) 松風とは松林に風が抜ける音のことで、松籟 (しょうらい)とも言います。 禅語では宗教・哲学の議論が常に抽象的になるところを、身体的体験に引き戻す目的で、五感に働きかける表現がよく用いられます。 松風は、上記の禅で多様される「松」にまつわる表現のなかで、聴覚的な表現として松風の独特のシュンシュンという音を取り上げるかたちで用いられます。 生命力の象徴という含意を離れて、心落ち着けると聞こえてくる音という意味が込められて用いられます。 松と風にまつわる禅語. 吟風一様松. 微風吹幽松. 江月照松風吹. 古松談般若. 水聲松韻一溪深 |ltf| zmg| dfw| swj| wez| lvp| ikf| xor| rhf| gjy| mjc| tyv| tcq| seq| zhi| hob| lsn| rdy| xnq| rha| vak| raf| hea| zbp| ivo| dhd| ekb| cyv| yjr| uan| clg| gkw| brt| vtq| jaa| vbc| lep| gup| lmd| cuv| fbz| ghb| ves| bhv| ycg| blm| tju| sfg| ioz| kga|