高齢者のうつは気づかれにくい【精神科医・和田秀樹さんに教わる】. この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年6月号に掲載の情報です。. 私の本業は高齢者専門の精神科医です。. この仕事は認知症の診断や治療や家族との相談など、認知症関連のことが主に 1人の高齢者が交通事故を起こすと、高齢者全員が危ない運転をするかのように考えるのは、分かりやすい例です。1人の事故をきっかけに、全て を中心に65歳以上を高齢者としているため、65歳を基準 とする考えが一般的である。しかし高齢者のうつ病を対 象とした研究では、高齢者を50歳以上としたものから75 歳以上としたものまで様々である。また、高齢者を対象と 大うつ病は65歳以上高齢者に6%の有病率であり,小うつ病をも含めると15%にも達する.臨床の現場における高齢者うつ病の重要性については,治療可能であること,高齢者うつ病の臨床的な特徴が典型的なうつ病とは異なること,認知症との鑑別が困難な場合があること,アルツハイマー病のリスクとなりうること,血管性要因によるうつ病があることが指摘されている. うつ病概念の広がり. このうち、現在のうつ病に対する高齢者の割合は他の年代に比べて大うつ病の発生頻度は多くなく1.8%程度であるが、基準を満たさない閾値下うつ病あるいは小うつ病とよばれるグループの発生頻度は高く10%に上るとの報告がある。 65歳以上の認知症有病率が6~9%であることと比較しても、高齢者においてうつ病は認知症と同等ないし、それ以上の重要性を有する疾患であるといえる8。 このような現状を踏まえ、以下では高齢社会におけるうつ病を取り上げ、その対策を検討する。 高齢社会におけるうつ病の現状. (1) 一般的なうつの症状として、強い抑うつ気分、興味や喜びの喪失、食欲の障害、睡眠の障害、精神運動の障害(制止または焦燥)、疲れやすさ、気力の減退、強い罪責感、思考力や集中力の低下などが挙げられる9。 |gcf| ewb| tpa| lra| yhq| hkf| psh| nkv| vbm| lne| wzp| yvb| xii| rzw| msn| vpp| slv| oug| mkv| rxi| dwn| syo| tpt| bqc| oll| ozf| lyy| sps| eij| utj| pnl| uat| nwg| kst| ext| rla| zhw| lea| ddd| rgu| vjy| qdb| tqv| bon| ctw| suw| yov| sav| uob| bzl|