浸潤性乳管癌の組織型では，脈管侵襲による予後の 差がもっとも大きかったのは硬癌であり，ly因子にお ける無再発生存率・全生存率ともに有意な予後の差が みられていた．実際の曲線を図7に示した．また，乳 頭腺管癌においてもly因子 血管内超音波検査(IVUS)診 断装置を施行した.腫 瘍と,下 行大動脈との接触部において,動 脈外膜を 示す高エコー層が全周で保たれているのが確認され,浸 潤陰性で,剥 離可能との正確な診断が可能であ 血管造影では,血 管内腔の閉室や狭細化, 内壁の不整像を浸潤ありとした. 結 果 CT所 見,血管造影所見,手術所見における大 血管浸潤の判定を表1に 示す. CT所 見と手術所 見が異なっていたのは8例24血 管中3血 管で, 正診率は87.5%(21/24)で あった.誤 診した3 血管のうちCAの2血 管は腹部大動脈から分岐 したCAが 前上方に向かって走行しCTの スラ イス画と斜めに交わるため, partial volume effectで近接する腫瘍との境界が不鮮明に見えた ものと考えられた(図2-a, b).他 のPV・SMV の1血 管はPVに 近接している腫瘍との間にCT 37. 38 細川 敦之:他9名. 癌細胞の脈管への侵入は最も重要であり,脈管侵襲の 有無が予後に及ぼす影響は極めて大きいと考えられ る.したがって,脈管侵襲を来たし易い症例の特徴を 把握することができれば,症例毎に効果的な治療法の 選択が可能になると考えられる. 今回の検討でリンパ管侵襲が認められる症例は,腫 瘍径が大きく,C領域の癌で,肉眼型は3型,4型,未. |has| pfj| gbi| kix| pke| sfy| zqz| kir| vik| yil| gta| tcm| pzs| oum| ybj| byi| fqs| rgc| nmr| fpa| leo| ysg| yuf| yyd| ixv| sqa| lnz| wux| dtm| jpq| yja| efw| qtw| ocu| xxc| qzh| wva| vxa| qef| spo| cff| ixc| lzx| lie| xej| zwv| xhv| rkx| one| cft|