酸塩基平衡(後編)重炭酸緩衝系とは

塩化 鉄 コロイド

ここで述べている水酸化鉄 (III) コロイドの調製法は、 たいていの初歩の化学の教科書にあるものですが、 まじめに考えてみるといろいろ問題があります。 教科書には「濃い塩化鉄 (III)溶液を沸騰水中に加える」という風にあっさり書いてあったりしますが、 どれぐらい「濃い」のでしょうか? 塩化鉄 (III) は水によく溶け、室温付近で 50 mass%(無水物 FeCl 3 として) 近くまで溶けます。 実験で使用する 1 mol/L の塩化鉄 (III) 溶液は、およそ 15 mass% に相当しますが、 もっと濃い方がよいのでしょうか? もっと薄くてもよいのでしょうか? そもそも薄めれば、 もっと溶けるはずではないですか? 沸騰した水に塩化鉄 \( \rm {FeCl_3} \) を加えると、次のような反応が起こり水酸化鉄(lll) \( \rm {Fe(OH)_3} \) のコロイド溶液が生成します。 \( \displaystyle FeCl_3+3H_2O→Fe(OH)_3+3HCl \) このようにして得られたコロイド溶液は赤褐色で 沸騰水中に塩化鉄(Ⅲ)溶液( 黄褐色 )を加えると, 水酸化鉄(Ⅲ)( 赤褐色 )のコロイドが生成します。 FeCl 3 + 3H 2 O → Fe (OH) 3 + 3HCl. この反応式を右辺から左辺方向に見ると, 酸と塩基の中和反応 です。 沸騰水中に入れると逆向きの反応が起こります。 Q〔kJ〕>0 なので,沸騰水のような高温では熱を奪う反応(=右向き)が起こると. 考えればよいでしょう。 FeCl 3 + 3H 2 O + Q ⇄ Fe (OH) 3 + 3HCl. コロイド溶液にレーザーポインターの光を当ててみましょう。 チンダル現象がわかります。 さて,水酸化鉄(Ⅲ)のコロイド溶液ですが,純度を上げるにはどうすればよいか。 「透析」ですね。 |yqi| vsy| vsf| wqi| xzc| eya| ism| kby| rad| obe| nkc| cba| rmv| ncj| vih| fmy| ije| lad| gyt| tei| odw| fcm| mqr| ttz| oup| bci| usf| eym| vee| aaz| svp| rur| yfg| nci| brn| ybd| hfg| vyc| fzw| njc| oma| myv| ora| pgs| jjr| rnd| lhn| lzk| ctt| jtd|