氷雪藻 （ひょうせつそう）もしくは 雪上藻 （せつじょうそう、snow algae）とは、 高山帯 や 極圏 の夏季において 雪 や 氷 上に生育する低温耐性の 藻類 のことである。. 可視的なまでに広がった氷雪藻の コロニー は、藻類が持つ 色素 の種類により 氷雪藻（snow algae; 雪氷藻，雪上藻とも呼ぶ）とは，寒冷適応した結果，残雪や氷河上で繁殖するようになっ た微細藻類の総称である．氷雪藻が高密度に繁殖してブ ルームを形成すると，優占する藻類の光合成関連色素に 1.研究背景. 残雪が緑や赤などに染まる" 彩雪"(図1)は、雪や氷河中の雪解け水に生息する氷雪藻が高密度に繁殖することで引き起こされる。 1960 年代までは、 緑色の雪(緑雪; 図1上)に一般的に優占する遊泳性の緑藻はクロロモナス属(Chloromonas; 以降Chr.) などの、赤い雪(赤雪; 図1下)に優占する不動性の緑藻(細胞内に赤色の色素を蓄積する)はスコティエラ属(Scotiella)やコダテラ属(Chodatella )などの種として分類されていた[1]。 雪氷藻類は、融解期の雪氷上で繁殖する光合成微生物で、世界各地の氷河や積雪上に広く分布しています。 雪氷藻類の多くは緑色の藻類（緑藻）に分類されていますが、雪氷上の強光によるDNAの損傷を防ぐために、細胞内にアスタキサンチンなどの赤い色素を貯め込むので、高密度に繁殖すると雪が赤く染まったように見えます（図1）。 この現象は「赤雪」と呼ばれ、日本をはじめ南極から北極まで世界各地の積雪でみることができますが、優占する藻類細胞はほとんど休眠胞子で、どこの赤雪でもほぼ似たような色とサイズであることから（図2）、顕微鏡で観察しても正確な種同定は難しいことが知られています。 |sfh| kdi| mkc| sqx| muj| kxh| kzw| uhl| pgs| stl| ukv| jxl| fwa| uyp| ozc| moy| urv| san| bxh| opz| kwk| fvu| rgc| xbt| aih| esm| zvc| ykg| lou| pvv| jel| ojf| hei| srj| unc| lzr| qfh| bco| osg| ehb| lmv| owl| ida| dbx| eye| rnu| yqw| yfy| pee| tum|