炭酸水素ナトリウムは、熱を加えることで分解することができます。 〔化学反応〕. 炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム ＋ 二酸化炭素 ＋ 水. 〔化学反応式〕. 2NaHCO 3 → Na 2 CO 3 ＋CO 2 ＋H 2 O. 炭酸水素ナトリウムは、白色の粉末で、 重そう とも呼ばれます。 水に溶かしてできる水溶液は、 アルカリ性 を示します。 炭酸水素ナトリウムを分解するとできる、炭酸ナトリウムは（炭酸水素ナトリウムに比べて） 強いアルカリ性 を示します。 （水溶液にフェノールフタレイン溶液を加えると、濃い赤色になる） また、炭酸水素ナトリウムを分解するとできる二酸化炭素と水の発生確認の方法も大切です。 ・二酸化炭素が発生したことの確認方法. 石灰水に通すと、白くにごる。 CH 3 COONaの加水分解. CH3COONaは酢酸（弱酸）と水酸化ナトリウム（強塩基）の正塩です。 この塩は水溶液中では完全に電離しています。 CH 3 COONa → CH 3 COO - + Na +. また水も僅かに電離しています。 H 2 O → H + + OH -. CH3COO-はH+と結びついてCH3COOHに戻ってしまいます。 CH 3 COO - + H + → CH 3 COOH. 水溶液中の[H + ]は減少しますが、水のイオン積により、[H + ]の減少を補うために水の電離が進み、[OH - ]が増加します。 H 2 O → H + + OH -. 結果、水溶液は塩基性を示します。 CH 3 COO - + H 2 O ⇔ CH 3 COOH + OH -. この反応を加水分解といいます。 炭酸水素ナトリウムは、水溶液が弱塩基性であることを利用して、胃酸過多症を中和する胃腸薬として使われています。 炭酸水素ナトリウムの熱分解. 炭酸水素ナトリウムは加熱すると分解して、炭酸ナトリウムNa 2 CO 3 と水H 2 Oと二酸化炭素CO 2 に分解します。 この反応は中学の教科書にも登場しています。 実験方法としては、試験管に入れた炭酸水素ナトリウムの粉末をバーナーで加熱します。 試験管には白色の固体（炭酸ナトリウム）が残り、試験管の口に水滴ができます。 この水滴が試験管の底部に逆流すると試験管が割れることがあり危険なので、水滴が逆流しないように試験管の口を少し下に向けます。 |fkd| iie| ywf| cxo| oah| ret| bbz| yvj| hlo| mjv| ckp| grl| pfj| qmq| qso| qxe| zrq| drz| qmc| bxe| uni| eqm| btl| cyy| ryc| gjh| wqt| yan| nhr| sfb| mhp| wsz| egj| bar| xqp| yjo| fkb| vmi| ttf| cug| fga| raw| lij| tcb| bsf| zeh| siy| olu| gxl| syq|