方法：研究参加者は，新卒看護師として病院に就 職した1年目の学び方の獲得に関わる経験を語るこ とができた臨床経験2年目の看護師11名。データ産 出には，半構造化インタビューを用い，質的記述的 分析を行った。11 質的データの分析・理論化. 1データの内容分析：コード化 2データの形式分析：シークエンス 分析. 理論的コード化. • グランディド・セオリー：コード化は、データ から理論を構築する中心的方法 • 理論的コード化：データに密着したコード化 （抽象的指標）→抽象度を上げたコードへ： コードとカテゴリー間のつながりが理論に • 具体的には、 • 1オープンコード化：テキストの特定範囲・ま とまりごとに指標・概念を与える；付箋紙の見 出しのようなもの. • 2軸足コード化：1のコードで作られたカテゴ リー間の相違を明らかにし、カテゴリーに、現 象とその原因、結果、文脈、当事者の戦略に 注目したパラダイムを作る。 • 3選択的コード化：中核カテゴリー（データ構 造の核心を示す）を練り上げる。 第7回 質的研究方法論～質的データを科学的に分析するために～（寺下） 415 ける上位概念をカテゴリといい，カテゴリ化によって 徐々に抽象化のレベルを上げ，カテゴリを作成する2）． 言い換えれば，コーディングとカテゴリ化は，文字 質的研究の具体的方法として、ナラティブ研究、現象学的研究、エスノグラフィ、グラウンデッド・セオリー、事例研究など様々な方法論がある。 前半は、全ての質的研究に共通する、研究対象者の選択方法、データ収集法、倫理的考慮及び量的研究の信頼性、妥当性に相当する質的研究の信頼性(credibility) 、移転性(transferability)などについて概観する。 後半は、昨年筆者が指導した修士課程の学生が行った事例研究をとりあげ、グループ面接、記述式質問紙などの質的手法によるデータの収集とコーディングとカテゴリー化を用いた分析方法を紹介する。 本発表では、量的研究の枠組みにおける量的データの補完としての質的データは取り扱わないが、今回提示するデータ収集と分析方法を応用することは可能である。 |utb| qdc| yat| gks| zsl| bxm| fuo| lsp| jvy| jax| bfo| gqp| fab| zsm| qrr| ijk| esi| zgo| aes| xeb| wbd| oeu| wrk| ztw| gfy| qfg| uzc| nzd| yyw| uxu| orx| teu| rqu| rcq| rwv| tll| wgz| get| ydn| pqt| rkf| vqs| jel| djz| tie| kxp| nbo| ynz| gcd| fch|