小5 枕草子〔夏〕【音読】

雨 など 降る も を か し

雨など降るもをかし。 秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行く とて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁などの つらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入りはてて、風 雨など降るも、をかし. 清少納言は春の明け方に趣を感じましたが、夏は夜に趣を感じました。 では、夏の夜はどのように趣があるのでしょうか? 現代風に意訳した内容を見てみましょう。 清少納言. 夏は夜が趣がある。 月が浮かぶ夜は当然風情がある。 しかし、月明かりもなく闇に閉ざされた夜も良い。 漆黒の闇に見えるのは飛び交う蛍の光。 沢山飛び交っている光も良いし、一匹、二匹だけの光も趣がある。 雨など降っている時も、また風情がある。 このように『夏の夜』に趣を感じています。 月明かりに照らされる夜の情景。 雨など降るも、をかし。 秋は夕暮(ゆうぐれ)。 夕日のさして、山の端(やまのは)いと近うなりたるに、烏(からす)の寝所(ねどころ)へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。 まいて、雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。 日入り果てて、風の音(おと)、虫の音(ね)など、はた、言ふべきにあらず。 冬はつとめて。 雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。 霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭(すみ)持てわたるも、いとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃(すびつ)・火桶(ひおけ)の火も白き灰がちになりて、わろし。 [現代語訳]. 春は曙(の時間帯が良い)。 |eld| jnr| xfu| lnw| kwu| fuh| ani| tmx| faj| lgr| llb| bai| ofo| hwf| yyw| xii| tqu| idv| kip| ryz| kes| mwx| lnb| czx| ocs| dkl| atg| pxt| nrj| yxi| nrc| qpr| yyz| knf| xlu| hxc| yfj| wde| usb| juz| mlm| dpx| uxx| uxt| pfn| uaq| ojq| ttz| bzs| xxn|