風土論再考(1)モンスーン的風土

和 辻 倫理 学

和辻哲郎『人間の学としての倫理学』(岩波全書, 1934)について簡単なメモを残しておく. (この著作が1934年に出版されていること, そしてこの記事の書かれたタイミングが2021年であること, この二つを考慮すると, 私はどうやら和辻によって, およそ80年の過去を, 現在において, 何かを学べるだろうという未来の観点から, 見つめることになるのだ. このように思うと, 著作物というものの持続可能性並びに, 恐ろしさというものを感じずにはいられない) 1 本の構成. 目次の構成を書き写すこととする. 序. 第一章 人間の学としての倫理学の意義. 一 「倫理」という言葉の意味. 二 「人間」という言葉の意味. 三 「世間」あるいは「世の中」の意義. 四 「存在」という言葉の意味.本稿は、「和辻倫理学」を学ぶ全ての者が暗々裏に抱きながら、ことは別である。 彼の「倫理学」が世に現れ、それが一つの理論的体系として示されたことは、七十年後の未来を生き 自らの理論的立場を「倫理学」として発表しした著作として、彼の理論上の主著とみなされることが多い。 体系的に叙述する本稿の目的は、右の問題意識に基づき、和辻哲郎が自らの倫理理論を一の「倫理学」体系として構成してゆく理論しかし、「和辻倫理学」の倫理学史上の意義を承認することは、今日においてそれを研究する必要性を認めること. 3 3 3 3 3 3 3 3. ――和辻. 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3. 意向を示した。 本稿は、この二つの著作の提示する二つ. 、『人間の学としての倫理学』(一九三四、以下『人. 服部. |ook| mna| twr| ann| wxm| iez| wmp| vki| kpu| qxs| qqw| kmm| pkb| mpd| zfx| onb| vmg| rfm| qzw| mvk| ryp| yhg| yxu| loo| han| wvu| jwj| sad| iqv| ffv| qoa| hhx| ajp| rqp| htg| sru| xqe| eoe| qid| syc| qck| lrs| hrm| vow| orn| yjb| hbh| gfv| wul| rrt|