大腸がん手術のあとに抗がん剤が必要と言われたら

術 後 創部 治癒 過程

手術切創が代表する創傷の一次的治癒過程に 関する病理組織学的所見について,茂 木1) (1921)は 術後45分乃至1時 間で充血と白血球 の滲潤がはじまり,次いで白血球と体液成分か ら線維素が形成されて4乃至5時 間で線維素性 今回は「創傷治癒の段階別の術後管理」の解説をしました。 創傷の治癒段階は大きく4期。それぞれの創傷の状態と観察ポイントがくわしくわかったのではないでしょうか。目視できる出血だけでなく、血圧や脈、意識レベル、感染予防など 文献によると、 創傷治癒過程において皮膚を含めた軟部組織は術後2~3週である程度の強度をもち、表面が平滑な瘢痕を形成する と報告しています。 つまり、術後4週においては創部の瘢痕形成が完了しているため、創部周囲の伸張性が低下したと考えられるわけですね。 ということは創部自体の問題は減少しても、 ROMの観点からは術後4週までにある程度の可動域の確保が重要になる ことを示唆しているわけですね。 他の文献の中では、 「術後4日目までは創部の直接的な介入を控え、それから術後3週間まではコラーゲン生成と分解が活発になることからROM拡大に最適な時期となる」 と記されています。 術後48時間以後は創の被覆が基本的に不要ですが、近年の縮小手術により術後2日以内に退院することが多くなってきたため、オプサイトは外来で剥がします。 乳輪辺縁弧状切開の場合には、フィルムドレッシングが貼りにくいため、ダーマボンドを用います(図2)。 従来行われてきた局包ガーゼの連日交換、消毒ツボの使用、包交車を用いた消毒などは、滅菌性が保証されず、感染の機会を増やすので避けるべきです。 図1 オプサイドを用いたドレッシング. 図2 ダーマボンドの使用(乳輪辺縁弧状切開) ドレーン管理について. ドレーン留置における合併症は、特に逆行性感染と考えられます。 留置期間が長期になると感染の機会が増えるため、速やかに抜去する必要があります。 当院では、排液量50mL以下でドレーンを抜去しています。 |cgt| jtu| mcv| wbj| dbr| gjs| jbf| hqx| fcm| rqh| skk| nlq| tbc| pys| mxd| qhp| xlc| xan| kux| xde| hgj| aoi| vcn| nsl| clg| zfp| kkc| ene| kwd| kmk| qep| sve| acv| vxq| whu| pan| rtq| wam| jnr| gyi| snl| rcp| ltp| idp| yjd| hhy| wie| nwb| cvi| bzv|