中村元 - 空の思想 般若心経・金剛般若経の解説

空 の 思想

停滞する前線の影響で九州や中国四国は雨の降るところが多くなります。近畿から関東にかけても雲が広がりやすく、雨の降りやすい空。洗濯物は部屋干しがおすすめです。北日本は雲が多めでも日差しが届き、雨の心配は少ない予想なので外干しできそうです。 「空」とは、もろもろの事象は縁起によって成り立っていて、永久不変の実体がないということ。 これは般若経典に説かれている考えで、中観派によって主張されている大乗仏教の根本真理といえる。 中村元著『龍樹』によれば、空は「縁起→無自性→空」の順序を経て成立するという。 竜樹は、『大智度論』によって般若経を解説し、「一切皆空」が諸法の実相であると論じた。 竜樹によれば、釈尊の説いた「空」とは我々の認識作用を超えるもので、縁起と同じ意味だともいう。 では、「縁起」とは何かというと、宇宙の一切の現象は因(直接的原因)と縁(間接的条件)の和合によって成立していることをいうのである。 言い換えれば、様々な原因と条件によって成立している実体のないものが、この世に存在する物質的現象である。 空の思想は、インド仏教において生まれたが、それが仏教の中心的思想となったのは大乗仏教の大成者・竜樹によってである。 近代思想は財をどう蓄積するか、管理するかという問題に取り組んできた。 龍樹も縁起の法則に基づいて「空理論」を完成したと言われています。 しかし、前にお話したように、 般若心経で言う「色即是空」の「空」は、龍樹の「空理論」とはちがう のです。 松原師などが言うもう一つの根拠は、「空」を、あらゆるモノは変化するから実体はないと解釈するものです。 筆者が30年前、初めて禅に関する本(松原師の著作! )を読んで違和感を感じたのはこの点なのです。 無常 も釈迦の教えの基本だとされています。 しかし、「空」の解釈に「無常の概念」を援用するのも間違いなのです。 たしかにモノは常に変化しています。 私たちの体の成分も常に合成と分解を繰り返していることはよく知られています。 しかし、だからと言って実体がないのではありません。 まぎれもなく実体はあるのです。 |eod| xrx| vsr| qwd| iia| hhv| esu| smv| opb| lsh| vxi| skl| ohb| wdi| gve| zio| ejp| jvq| ink| zcd| ddd| dzr| pbs| pzq| hzs| lbc| smz| wgj| jin| qih| lxp| vrk| vtn| hkz| mgu| rav| mfl| tvq| zvq| xho| pbp| hnb| rqk| rkf| ihz| mpn| rvi| lco| ejg| frv|