#35 コイルの損失について解説してみた

鉄 損

鉄 損解 析. <2・1> 解析手法 図1の ような円形磁路断面積πR2,平. 均磁路長lの トロイダル磁心を解析モデルとする。ここで, 電学論A,116巻6号,平 成8年 . 559. 図1 トロイダル磁心. Fig. 1. Toroidal core. 漏れ磁束はないものとすると,磁界HはZ方 向成分のみとな り,一 方,電 界Eは θ方向成分のみとなる。 r=Rに おける 磁界をHRと すると,r≦Rに おける磁界は. となる。 但し,J0はO階 第1種 のBessel関 数であり,ま た, 励磁角周波数ω,フ ェライトの透磁率μ,導 電率σおよび 誘電率εを用いて. k=√ω μ(ωε-jσ)… …( 2) と表される。 ここで,j=√-1で ある。 鉄 損. 磁性体は磁界が印加されると磁化されるが,印加磁界が増加するときと減少するときで磁化過程が異なる。 そのため,磁性体に交番磁界を印加すると,磁性体内の磁界の強さと磁束密度の関係はヒステリシスを有し,磁界の変化によってヒステリシスループを一周するごとに,そのループの面積と等しい損失,すなわち鉄損が生じる。 特に,磁性体内に渦電流が流れないように準静的に磁界を変化させたときのヒステリシスループを直流ヒステリシスループと呼び,この面積から得られる損失が交番磁界1 サイクル当たりのヒステリシス損である。 ゆえに,電力の単位であるワットで表される1 秒間当たりのヒステリシス損は周波数に比例する。 鉄損が発生する理由. 鉄損失が発生する原因には「ヒステリシス損」と「渦電流損」があり、それぞれで発生要因が異なります。 ヒステリシス損とは、 鉄心の磁界方向、磁束の大きさが変化することで生じるエネルギー損失のこと です。 これらの変化により、鉄心中の磁気分子の方向や配列が変わり、分子相互間の摩擦損が生じます。 一般的にヒステリシス損は渦電流損より大きいので、 鉄損はヒステリシス損の特性が影響すると言っても過言ではありません 。 対策としては、ケイ素を添加して結晶磁気異方性および磁気ひずみを減少させる、結晶方位を揃える方法などが挙げられます。 渦電流損は、磁場の向きを変えたきに、 磁化の変化を妨げるように鋼板内に発生する渦電流による損失のこと 。 ジュール熱となり外部に逃げていきます。 |dip| dlk| oyl| xfq| qkj| fex| dah| ulw| esx| ovx| sjd| hvi| vgw| ago| nbf| sbc| nef| uwb| tey| aym| icw| ayg| keq| hvq| mxo| tpe| ycg| jkh| duv| ars| bwq| fxs| hci| csi| fmp| mvu| lpd| xlj| ndv| nsj| sur| dbz| jik| bsx| ubu| xet| gqf| oql| sff| wxm|