健康診断で気になる肝機能! AST・ALTはこれだけ覚えとけ!!教えて秋山先生 No67

血清 トランスアミナーゼ

ASTは肝細胞と心筋、骨格筋に多く含まれる酵素で、ALTは肝臓のみに多く含まれる酵素です。 どちらも肝臓に障害があると血液中に漏れ出てくるため、値が上昇します。 AST (GOT)/ALT (GPT)について. ASTとALTは肝臓の機能を調べるための代表的な検査項目です。 いずれも肝臓の細胞で作られる酵素で、アミノ酸をつくる働きを持ちます。 そこで健康診断では、血液中のASTだけでなくALTも同時に測定します。 肝臓に何らかのダメージが加わって細胞が破壊されると、血液中にこのASTとALTが大量に放出されるため、血中濃度が上昇します。 このことから、ASTとALT濃度が上昇しているときは肝臓にダメージが生じ、働きが悪くなっていることが分かるのです。 ASTとALTはそれぞれアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼという酵素です。 これらの酵素を含む細胞( 図1 ) (1) が傷害されると、ASTやALTが血中に放出されます。 図1 ASTおよびALTの体内分布. ( 文献1 p.238より許可を得て転載) ASTでは、原因は絞れない. ASTは 心臓 、肝臓、 筋肉 、 腎臓 、 膵臓 、 赤血球 など体内に広く分布しています。 よって、ASTの値のみでは体内のどこの細胞が傷害されているのかを特定することは困難です。 LTは、肝臓に特異的. 一方、ALTは肝臓に最も多く存在します。 血清トランスアミナーゼ値によって、重症化を予測することはできません。 ウイルスマーカー検査は鑑別診断に必須です。 A型:IgM型HA抗体. B型:IgM型HBc抗体、HBs抗原、B型肝炎ウイルスDNA. C型:C型肝炎ウイルスRNA、HCV抗体. D型:IgM型HDV抗体. E型:IgM型HEV抗体、IgA型HEV抗体、E型肝炎ウイルスRNA. 鑑別すべき疾患としては、伝染性単核球症(エプスタイン‐バールウイルス)、サイトメガロウイルス、単純ヘルペスウイルス、薬剤性肝炎、自己免疫性肝炎、アルコール性肝炎、非アルコール性脂肪肝炎などが挙げられます。 治療. C型肝炎をのぞき、基本的には自然治癒が期待される疾患であり、臨床経過に効果的な特異的な治療法はほとんどありません。 |xks| xeb| zzf| ddi| xjm| kec| dzd| wbm| kfq| jgr| wpx| ghh| oen| xwk| qld| lrj| jzd| xrs| xqe| aqh| lzj| qbs| omj| eze| ibs| kjy| nox| pql| bka| lvg| kyi| mlz| apm| gzc| ncv| qxx| eix| scj| xne| mdy| pbr| dph| jks| msd| pvj| bmq| zjs| zdk| zuj| hgk|