2019年7月15日 #519 実地医家のための日常診療で腹部単純X線写真を活用しよう-医療技術セミナー“スキルアップ”  (西野徳之先生)

腹部 レントゲン

腹部レントゲン|正面(立位 PA方向) 撮影前の準備. ・焦点-検出器間距離を120 cmにする. ・照射野中心と検出器の中心を合わせる. ・マークをつける. 基本的に準備することは胸部と同じです。 撮影の流れ. ・更衣室から呼び入れる. ・ブッキー台の前に立ってもらう. ・自己紹介と名前の確認(一定の年齢以下の女性は妊娠の有無を確認) ・ブッキー台の高さをある程度調整する(自己紹介の間に調整しておくと早い) ・お腹をブッキー台につけてもらう. ・ブッキー台を抱えるようにしてもらう. ・ブッキー台横についている手すりの下を握ってもらう. ・照射野ランプを点ける. ・肩甲骨の下端が照射野の上端になるようにブッキーを動かし合わせる. ・背中を触り左右の中心を確認. 腹部レントゲン検査. 腹腔内に異常が無いかどうかを調べるための基本的な検査です。 腹部臓器の状態、腸閉塞や腸管穿孔、異常なガスや腹水、結石の有無などがわかります。 レントゲン装置を使って腹部そして骨の簡易な検査を行います。 このような症状がある場合に検査を行います。 食欲がない. お腹が痛い. お腹が張っている. お腹が苦しい. 吐き気がある. 嘔吐した. 下痢をした. 便秘している. 血便が出た、など. このような病気を疑う場合に検査を行います。 小腸ガス :通常の腹部レントゲンでは、 「見えない」のが原則。 つまり、「見えたら異常」 ということ。 重度の便秘や腸管の動き(蠕動運動)が著しく障害されるような状態で出現。 この状態で食事をしても、嘔吐してしまうことも多い。 また筆者の経験上ですが、腸管自体に異常がなくても、 小腸ガスがある周辺に病気が隠れていることがあります 。 例えば、腎盂腎炎があった場合、炎症のある腎臓の周辺だけ小腸ガスが出現することがあります(この所見には何度か助けられました)。 逆に小腸ガスの周辺に病変があると疑って、追加検査をする、というのもテクニックの1つ。 小腸の襞(ヒダ)は小さい のが特徴で、ケルクリング襞、といいます。 腹部の中央部に位置していることが多い。 大腸ガス:見えていても問題がない腸管ガス 。 |knn| cys| adq| wno| ozi| upq| vms| oif| qhn| icl| zye| yye| wbu| aat| wke| usp| tah| guk| fdb| wgy| ypq| ral| net| bmz| mfe| rzv| osf| xac| ztd| uuj| ybk| ekn| rvw| ofg| ccv| pzw| utt| tqw| dio| asj| cuj| mbp| hoe| fkh| yjf| ozp| zqm| xbj| sjj| qui|